エッセイ：今年一年を振り返る（何気ない日常を積み重なるって大変なんだ！！）

休日の電車がすき。

平日では感じられないなんだか軽い雰囲気。

車両にいる全員が、何か重たいものを背負うような顔で俯き、携帯の画面の世界に閉じこもっている風景よりも、少しスッキリした顔の人達を見るのが心地良い。

そんな事を感じる、休日の今日。

わたしは昨日で今年最後の仕事を終えた。

世の中が大きく変化し、私個人としてもなんだか慌ただしかった今年も終わりを迎えようとしている。

そんなときくらいはゆっくりと文章でも綴りながら、自分と向き合ってみようと思い、こうしてカフェでラテを飲みながらパソコンに向かっている。

色々と反省点はあるけれど、今年は自分のことを褒めてあげたい。

いや、今年に限らず、どんな一年を過ごしたって、まずは何気ない日常を積み上げた自分を褒めてあげるべきなのかもしれない。

最近思うのは、日常を淡々と過ごすって当たり前のようで、大変なこと。

忍耐と、自分を信じる気持ちが必要だ。

というのも日常というものは、良い事ばかりが起きるわけではないから。

時には神経を擦り減らすことだってあるだろうし、時には自分の意志をぐっと抑えることもあると思う。

そんな中で、

「わたしは大丈夫、きっと乗り越えられる」

「とりあえず眠って、明日になればなんとかなる」

私達はこうやって自分を信じて、一見平凡でつまらない日常の中で、知らず知らずのうちに「痛み」や「苦しみ」という名の山を乗り越ている。

そして人間はそれを「強さ」や「優しさ」に変換していく能力を持っているのだから、本当に大したものだ。

だからこの一年間で更に強く優しくなったみんな、本当にお疲れ様。

ということで、ここからは私の一年を振り返りたいと思うけれど、今年を一言で表すと

「駆け抜けた」

こんな感じ。

今の道が、私の行動が正しいかなんてよく分からないけれど、とりあえず目の前にある出来ることはコツコツと取り組めたのではないかと思う。

環境の変化が大の苦手な私だけれど、今年は転職をして沢山新しいことに挑戦する機会をもらった。

その中で大きかったのは「動画編集」の業務をさせてもらえたことだ。

去年のわたしの場合、動画編集の「ど」の字もないくらい考えもしなかったけれど、こうして挑戦する機会をもらったこと、そしてそれが以外と「楽しい」と思えていること、本当にありがたいと思っている。

今は素人だけれども、いつかこれを自分の武器にして、職がなくなってもとりあえずフリーで食べていけるくらいの技術力を身に着けたい、なんて目標も掲げている。

それにはきっと果てしない努力が必要なんだろうけれども...。

恋愛に関しては、恋人とお別れをしてまた戻るという、周りを飽き飽きさせるようなことをした。

「なんともまあ、人間らしいね」なんて優しい目で見てくれたら嬉しい。

これまでの私は

「この人の○○な所が生涯一緒に過ごすとなると自分のストレスになるかもしれない」とか

「○○な部分が家庭的じゃない」

とか、相手に対してメリット・デメリットで無意識に考えていてしまったのかもしれない。

けれども、離れてみて思ったのは

恋人に限らず人と一緒にいる理由は

「一緒にいて楽しいから」

「自分らしくいられるから」

「これから先の時間も共に過ごしたいから」

そんなシンプルなものでいいのではないかと思う。

何より、私は相手に求めてばっかりだった。

求めるばかりで、自分は何もしてあげてなかった。

本当に大人げない自分にうんざりするけれど、とりあえずこの事に気づけたことは貴重な財産となった気がする。

最近、読んだ本に「相手を変えることよりも、自分を変えることの方が簡単だ」と書いてあり、なるほどなと思った。

2021年は、もっと相手を思いやれるようになりたいし、大切にしていきたい。そしてその中で、わたし自身も人として大きく成長していきたい。

まあ、今後どうなるかは分からないけれど。

あまり深く考えず、流れに身を任せつつも、自分の選択に責任を持つようにしたいと思う。

そして、今年は「文章を書く」という事を細々と続けてきた。

元々ワードプレスを使用していたが、エッセイのような私のスタイルからは、このnoteというコンテンツが合っていると感じ、途中で移行もした。（※移行作業めっちゃめんどくさかった！！）

文章を書く事はまさに自分の一部を置いていく感覚。

だからこそ、一人でも読んでくださる人がいるのがとても嬉しい。

因みに、コメントを貰えるのがとても嬉しいのですが、noteでの返信の仕方が分からないので、誰か教えてください...。

来年も、書きたいと思った時に書くという、これまで通りのゆるいスタイルで細々と続けていこうと思う。

ありのままの自分でいられる「文章を書く」というこの時間、これからも大切にしていきたい。

2021年、どんな年にしたいか考えてみる。

2020年は「挑戦の年にする！！」と掲げていた

（※占いではわたし、すごく運気が悪くて、挑戦したらいけない年だったみたいだけど、特に何にもなかったから、本当に心の持ちようだね）

とりあえず来年からガラス教室に通う事にしたから、趣味の方はバッチリな予感。

仕事に関しては、今やっている事で結果を出したい。それには日々小さな努力をコツコツと積み上げていって楽しみながら頑張るようにしたいと思う。

まとめると、

「思いっきり楽しいんで、時々努力」

こんな感じかな。

そろそろ珈琲も冷めてきたので、この辺で終わろうと思う。

これから文庫本を片手に、いつもよりちょっぴり明るい休日の電車に揺られ、ゆっくり帰るとしよう。

そんな時間もきっと私の大切な日常。

二度と戻って来ない、今しかない、かけがえのない瞬間だ。