創造性資本

自分の中にある創造性資本にアクセスするには、ただ直感に従うだけでいい。自分中にあるGPSが正しい方向を教えてくれる

「創造性資本」→自分の中の創造性のこと

もし生まれてから一度も「お金」という言葉を聞いたことがなかったら、あなたは何をやりたいだろう?
それがあなたにとっての正しい方向だ。
それを見つけた時、あなたは震えるような喜びを感じるだろう。


自分が1番ワクワクするものを追いかけよう。
そうすれば、素晴らしい人に出会い、素晴らしい材料が手に入り、素晴らしいチャンスが巡ってくる。

例えば、名俳優ケビン•コスナーは、大学四年生のとき、会計の授業中に大学新聞をパラパラとめくっていた。
大学での成績はパッとしなかった。
それほど勉強が好きでもないし、実際のところ、経営学の単位をとったところでその先どうするかまでは考えていなかった。ただ高校を卒業したときに他にやることもなかったから大学に進んだだけだ。

そのとき、大学新聞に掲載されていたある広告が目に止まった。
演劇部が舞台のオーディションを行うという。

コスナーに演技の経験はなかった。
ずっと野球少年で、教会の聖歌隊で歌ったことがあるだけだ。
それなのに、舞台のオーディションの広告を見た時に、全身に電流が走るような感覚に襲われた。

絶対にこのオーディションを受けると確信した。

こんなに強く何かを求めたのは、コスナーにとって生まれて初めてのことだった。

コスナーはいう。
「私は新聞を閉じると、先生がつまらない授業をダラダラと続けるのをただ聞いていた。それでもある意味で、大学生活で1番興奮していたといっていいだろう。まるで子供に戻ったようにワクワクしていたんだ。」

「会計学の勉強には全く興味が持てなかったけれど、演技を見つけた時にはすぐに「これだ」と思った。演技の勉強は全く苦にならなかった」

コスナーは大学のどの授業よりも熱心に演技を学んだ。
昼間は大工の仕事をして、夜は演技学校に通った。

「夢中になれるものを見つけたんだ。演技で食べていけるかどうかは分からなかったけれど、そんなことは気にならなかった。人生の目的が分からないという宙ぶらりんな状態からやっと解放されたんだ。」

ワクワクする気持ちは1番頼りになるGPSだ。

「もし生まれてから一度も【お金】という言葉を聞いたことがなかったら、あなたは何をやりたいだろう?」

引用「感謝」で思考は現実になる パム•グラウド【著】桜田直美【訳】

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