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【母と娘のパリ日記-0】パリにたどり着くまで4年かかった理由

2024年6月中旬、ついに憧れのパリへ向かった。
この日を迎えるまで約4年かかった。

楽しかったパリ旅行を書く前に、
なぜ4年もかかってしまったのか、経緯を記録しておきたい。



2019年12月
私は退職する決意をした。
体調を崩しがちになり、もう限界だった。
退職したら自分を取り戻すために、ゆっくりしよう。
そして母と約束した。
「退職したら一緒にヨーロッパ旅行へ行こう」

2020年1月
春に退職することが決まった。
この頃、すでにコロナの存在が世界で知られはじめていた。

2020年春
緊急事態宣言の最中、ひっそり退職した。
当然、海外旅行なんて行けるはずもなかった。

2021年春
よく晴れた日に結婚。
緊急事態宣言の合間を縫って、ささやかな結婚式を挙げた。
このときもまだみんなマスク姿、行動制限があった県外の友人は欠席。
海外に新婚旅行なんて行ける目途が立たなかった。

2022年夏
ようやく行動制限が緩和され、海外には行けないけれど
ひとまず沖縄へ新婚旅行(仮)に向かった。
Halekulaniに泊まり、ほんのすこしHawaii気分を味わった楽しい思い出。

2023年春
新居に引っ越し。
このころには海外旅行に行く人も増えはじめ、
そろそろ私たちも行きたいな~なんて、のんびり考えているうちに
2024年を迎えた。

2024年2月
ついにそのときが来た。
父がふと「ママと2人でフランスでも行ってきたら?」と提案したのだ。
そうだ、私は母とヨーロッパに行く約束をしていたのだった。
忘れていたわけではないけれど、コロナ禍や結婚、
日々の暮らしに追われ、気が付くと
自分で勝手に叶わない夢と思い込んでしまっていたのだった。
しかし、夫に相談してみるとすんなり快諾してくれた。
「結婚前から約束していたんだから、行けるうちに行っておいで!」

2024年3月
スポンサーの父の気が変わらないうちに、予約してしまおう!
あれよあれよという間に、母と私のフランス旅行が決まった。
母とは「ヨーロッパへ行こう」と約束していたので
スペインでもイタリアでもよかったのだが、
父が最初に「フランス」と言ってしまったものだから
もう心はフランスに惹かれてしまっていたようだ。



コロナ禍やライフステージの変化など
さまざまなことがあった4年を経て

「退職したら一緒にヨーロッパ旅行へ行こう」

母と娘の約束は
2024年6月、オリンピック直前のパリで叶うこととなった。


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