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日東紅茶 ペアリング講座に行った話

【春のペアリング体験】

「猫と紳士のティールーム」を読んでいるとペアリングにより紅茶のおいしさが2倍にも3倍にも感じられて楽しそうだなと思いました。
ではペアリングを学んだら、紅茶のおいしさをもっと引き出せるのでは?

というわけで日東紅茶さんのペアリング講座に参加することにしました。

会場は麻布十番。4席のテーブルが4つありました。16人がマックスで、来た人順に座っていく方式です。

まずいただいたのは、ウェルカムドリンク「ダージリンのボトルアイスティー」です。
https://nittoh1909.com/shopdetail/000000000176/ct11/page1/order/
ワインみたいにボトルに入っています。こんな形での紅茶があるんだ、と初めて知りました。
飲んでみると甘味を感じたのですが、先ほどサイトの方でチャートを見たところフルーティ、フラワリーに寄っていました。フルーティさが甘味に感じたのかもしれません。喉が渇いていたのもあって、すっきりして美味しい一杯でした。

さて、講座の内容について
風味成分や香りの成分が同じ(近しい?)だと美味しく感じるという話がありました。今日の講座で勉強して、組み合わせを楽しめるようになりたいです。(※例に出ていた桃とチーズの組み合わせは本当に美味しいと思います。)

紅茶は酸化発酵により香りや色が変化していきます。
緑を感じさせる青い香り、ミントを思わせる爽やかな香り、花のような華やかな香り、発酵度合いが高い甘い香りになっていき、色は緑系から濃い茶色へ変化します。

ペアリングのポイントとして、香りの項目は同調、調和。味わいの項目は引き立てるか、渋みで口中をリセットさせるか(次の一口のためのリセット)です。無限の可能性を秘めています。
以上を踏まえながら、おすすめの紅茶、フードのペアを試していくことになりました。
紅茶、お菓子の順で口に含み、マリアージュさせていきます。

純国産紅茶と桜餅、さつまいもチップス、りんごチップス、白鷺宝
左:セイロンティー、あげ潮、ポテトチップス 右:ダージリン、あまおうレアチーズケーキ

桜餅と純国産ブレンド茶、あげ潮(クッキーのようなお菓子)とセイロンティー、時にはチップスだったりチョコレートだったり、いろいろなお菓子で試しました。
評価項目は
紅茶の香り(前述の香り)、紅茶の味わいの要素(コクみ、渋み)、お菓子の香りの要素、お菓子の味わいの要素、そしてペアリング度です。

食べるのが遅いプラス途中からお腹がいっぱいになってきたので、気せずとも紅茶が複数ある時に多様なペアリングを楽しめました。

個人的に好みだったのは白鷺宝(はくろほう)とアッサムの組み合わせ。
合わせることで焼き菓子のような味わいになりました。アッサムが力強いコク、若干の渋みを放っていたのですが、白鷺宝を一緒に味わうことでマイルドになり、お互いのおいしさが引き出せていたのではないかと思います。

もう1つ、ポテトチップスとセイロンティーの組み合わせが美味しかったです。塩味と紅茶のマッチ度合いがたまりませんでした。そこまで油が強いポテトチップスではないですが、口の中がさっぱりになる感じも味わえたと思います。

セイロンティーが塩味と合うということで、桜餅も合わせてみました。
こちらは餡子の甘さも綺麗に流してくれました。葉部分の桜味、塩味ともマッチしておいしく飲めました。

<本日頂いた紅茶>
ウェルカムドリンクのダージリン
純国産オリジナルブレンド
アッサム
ディンブラ
ダージリン
ダージリン+アッサムブレンド
アールグレイ
<本日頂いたお菓子>
桜餅
白鷺宝
さつまいもチップス
リンゴチップス
あげ潮
ポテトチップス
あまおうのレアチーズケーキ
meiji THE Chocolateフローラルカカオ
meiji THE Chocolateナッティカカオ

すごく、お腹がいっぱいです。
思いもよらぬヌン活(に近いもの)でした。

meijiのTHEシリーズはカカオ70%になります。いつもは食べにくいと感じますが紅茶と合わせることで苦味、酸味がマイルドになり食べやすかったです。

香りを言語化することで食材との相性を考えられる一つの手段を手に入れられたと思います。今後上手に扱えるかわからないですが、和菓子と紅茶の相性に気付けたのはよかったです。

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リアルイベントが初めてに近いそうなので、いろいろ手探りだったと聞いています。今後内容は変更されることもあるかもしれません。
諸々ご了承ください。
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最近読んだ本で、紅茶の温度によっても相性があるとありました。今回質問できれば良かったですが、質問タイム中席を外していました。残念。
あと反省点としては、お昼を食べなければよかったです。食べきれなくて、飲みきれなくて本当にごめんなさい。

紅茶のことを知るのは楽しいです。
これからも、いろいろな角度から紅茶を知ることができたら良いなと思います。