憧れ

今日はじめて
自分が’Flash dance’に憧れていたことを
友達に話した。

多分人生ではじめて
ダンスしてみたかったってちゃんと話した。

あれは多分大学生だっただろうか。
映画を毎日のようにみていた頃、名作だからと言う理由だけでフラッシュダンスという
女の子がダンサーを夢見ると言う内容の映画を見た

映画自体とてもおしゃれで、映像が綺麗で音楽も頭に残りエンターテイメントととして最高だったが
ひときわ記憶に残ったのが
冒頭のダンスシーンだ

知っている人はわかるだろう
映画の冒頭で主人公がステージの上で水を浴びるシーンを

あそこで繰り広げられたダンスに目も心も奪われた

あぁ…これをもっと幼少期に見ていたら
これをもっと早く見ていたら
もしかしたらこういう風に踊れるようになっていたのかもしれない

そう思った。

この人のように踊れるようになりたい
でも、もう遅い

うまい人はみんな小さい頃からやっているから
潔く諦めよう

そう思った。

だから誰にも
あんな風に踊ってみたい!
とは言えず心に秘めておくことにした。

そんなことも忘れた頃、
最近友達がダンスを教えてくれる機会があった

少し前にも書いたように、
今更遅いと決めつけていた私に、

まだまだ間に合う!今からでも絶対できる!
と背中を押してくれた

どんなダンスが踊りたいのか、
ジャンルは何をしたいか
という話になった時に

過去に置いてきた
フラッシュダンスのことを思い出した

私からしたらとても踊れるとは思えないほど
すごいものだと思っていたから
口にするのすらおこがましいと思っていたのだが
全く笑わずに、ちゃんと聞いてくれた!!!

自分で勝手に諦めて
挑戦しないのは勿体無いのかもしれない

意外としてみたらできるのかもしれない

ダンスを通して最近よく、そう思うようになった

自分のしたいことや心が動いたもの、好きなことって人にいうのが凄い怖いと感じてしまうことがある

好きなことって、言葉を言い換えれば自分のアイデンティティそのままだから
それを否定されると自分が否定されたように感じてしまうことがあるから

だから本当に好きなこととか、
やりたいことって
意外と口に出すことができない

憧れていてもはじめようと
勇気を出すことすらできない

だからそうやって
自分では無謀だと思うようなことを
笑わずに真剣に聞いてくれる友達って

本当にとても貴重だと思った

とてもいい友達を持てていることに感謝して
今日した新しいことを記録しておく。

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