距離の限界
はじめて泣いてしまった。
彼の前で泣いてしまった。
泣きたくなかった。
見せるつもりはなかった。
いつも笑って
大丈夫。平気だからって
言っていたかった。
でも
好きが溢れて
その好きをすぐに伝えられる距離に彼はいなくて
もう目を閉じれば今日が終わる
今日が終わればまた離れ離れになる
そのことがとてもリアルに感じ取れて
その感覚がどうしても耐えられなくて
いつ終わるんだろう
いつそばにいられるんだろう。
そう思いながら
どうしても目を閉じるのがこわくて
この感情を抱えていたら自分が潰れてしまうんじゃないかと思って
どうしようもなくなって
涙が出た
もう今日が終わる
今日が終わればまた
2人の間に何キロもの、何十キロもの距離が
邪魔をしてくる
ほんとはいつもそばにいて
って思っていても
それがなかなか叶わない
大好きが大きくなればなるほど
距離に限界を感じてしまうようになった
今日初めてしたこと。
記録するにはちょっと苦しくなるけど、
いつかあんなこともあったと
笑い合える日がくることを願って
今日した新しいこととして
記録しておく。
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