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博多座「端模様夢路門松」「曲輪文章 吉田屋の段」2022年12月23日

大雪の中、飛行機で博多へ。強風により1時間着陸できず、開演5分前に滑り込みで到着・・・。福岡空港から博多座まで近くて助かりました。

「端模様夢路門松」は、人間国宝の桐竹勘十郎師匠が若手の頃に書いた新作。京都・銀座に続き、3回目。その間、文楽について詳しくなってきているので、毎回パロディがより楽しめるようになってきてます。

端人形という一人で操作する人形が主役のお話。人間国宝でもある桐竹勘十郎さんが端人形を使うと、表現力が格段にグレードアップするのが、芸のすごさ。

端人形でも「かしら」(顔)がいろんなパターンがあるのですが、この「門松くん」はどうにも味のあるお顔をしています。主役に選ばれたのも納得。

吉田 簑紫郎さんのインスタグラムに写真が出てますが、雰囲気ありますよね・・・

「曲輪文章 吉田屋の段」。豊竹 呂勢太夫さんの解説を聞いて、見どころがわかりました。悲劇が多い文楽の中で、珍しくハッピーエンド。そして、何の前触れもなくハッピーエンドで終わる。夕霧という太夫が若くして他界したため、追悼のためにハッピーエンドで終わらせているらしい。そう聞いていないと話についていけなくなってたので、演目前の解説はホント有難い・・・。

こちらも、吉田 簑紫郎さんのインスタグラムから。夕霧と痴話げんかを繰り広げる色男さんです。


前半はほっこりした雰囲気、そして後編は華やか。年末にふさわしい演目でとっても楽しめました!

▼公演後の勘十郎さんのFacebook投稿

▼桐竹勘十郎さんの記事

博多座文楽で、いつもは端役の『つめ人形』が輝く!?


▼劇場の公演案内


銀座の公演の投稿

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