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【詩】

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感情が動いた時、気分のままに書いています
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記事一覧

【詩】夢だったのかな

僕の身体の中に、 10万人に1人~2人と言われる腫瘍が偶然見つかった。 健康だけが取り柄だっ…

夏野奈々
9か月前
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【詩】君の声

静かな昼下がり 君は、 ゴロンと転がるように寝返りをうつ 眠たげな二つの目が 一瞬こちら…

夏野奈々
9か月前
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【詩4編】君と夜

【君の写真】 不思議だね 君はいつも同じ服 君はいつも同じ顔 不思議だね 僕は嬉しくて笑…

夏野奈々
11か月前
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【詩】君の写真

不思議だね 君はいつも同じ服 君はいつも同じ顔 不思議だね 僕は嬉しくて笑う 僕は悲しく…

夏野奈々
1年前
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【詩】夜の散歩

優しい風が吹いている ふと誰かを思い出す わざと畑道を選んで 緑の香りを嗅ぐ 限りなく小…

夏野奈々
1年前
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【詩】静かな夜

ツピタンサスの葉が揺れている 間接照明が優しく美しく照らす 物音一つない静けさの中 虫の…

夏野奈々
1年前
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【詩】夜の太陽

冷たい風がコートの隙間に入り込む ポケットの中 握ったこぶしに力が入る いつもは硬い布が 今日は優しく 鼻先を冷気から守ってくれた 一人で耐えてきた あの頃を思い出す 今も一人きり いつしか心地良くなっていた こんな自分じゃダメなのかな 一体僕は何が欲しかったんだろう‥ 息を吸い込んで 夜空を見つめる 寒さは心地良い風となって 髪をといていく 星を追って 空を軸に回ると 大きな太陽が現れた 息を吐くのを忘れ 苦しくなる 夜の太陽が 静かに光を放

【詩】守りたいもの

盛大に鼾をかく 汗が塩になったTシャツ 待ち遠しかった日曜日 たった五秒のコール音 …

夏野奈々
11か月前
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