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野草食日記 283 ミックス野草の餃子

丁寧に育てられた美味しい豚肉をご近所さんと共同購入しています。
地域のお店から出る食べ物の残りなどを食べて育った豚さん達のお肉です。

共同購入の輪にいれていただいた昨年の5月、その豚肉を育てている足柄の「こぶた畑」を見学に行く機会を得ました。
訪れてまず驚いたのは、豚舎が臭くないことです。
下のリンクをご覧いただくと何故臭くないのか、その秘密がわかります。

同じ仕組みを人間のトイレにも応用していて、水洗トイレでないのにこちらも全く臭わないのです。ほんとうに驚きました。

水道料金の請求書が来るたびに何でこんなに高額なのだろうとため息が出るのですが、普段当たり前のように使っている水を使わなくても解決するできること (しかも環境にも良い方法で)は世の中にあるんだな、とこの時思いました。
また、公共料金という観点でいえば、電気も石油や原子力、ガスを使わないで作るフリーエネルギーというものがあると聞いたことがあります。

一方、きちんと作ればそれなりの経費が出るはずなのに、世の中に出回る食品の価格があまりにも安いことを不思議に思う自分がいます。
キャベツ一玉100円とか。
家計としては嬉しいけれど、一体どういう仕組みになっているのでしょうか。

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半年後には出荷される子豚達。
近くに行くとみんな柵の近くに集まってきてヴヒヴヒ。
とても人懐こくて・・・思わず涙が出そうになりました。
君たちの大切な命、最後まで残さずに食べさせてもらうよ。
ありがとうね。

外でのんびりしている母豚。

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さて、先週の土曜日、私が手にしたのは挽肉でした。
いつも外で買っている、炒めると海の水のように沢山の脂が滲み出してくるお肉と違い、噛み締めてしっかり歯応えがあり、味も濃い挽肉です。
庭をひと回りして色々な野草を集め、餃子を作ることにしました。

明日葉、オニタビラコ、ハコベ、カキドオシ、ヨモギ、ハルノノゲシ、ノビル。

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野草を白菜と一緒に肉に混ぜこみ、生姜とニンニク、葉ニンニクの醤油漬けを加えれば、強い香りが全体を一体化し味がまとまります。
隠し味には味噌と粉末の花椒、酒粕ペーストも少々。

表面をカリッと焼き上げ、
挽肉に混ぜ込んだのと同じ葉ニンニクの醤油漬を添えて、さあ、いただきます。

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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。