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菜園料理の記録 11 里芋の葉で作るアジア風グリーンカレー

「菜園料理の記録 9 」で、里芋の茎ズイキについて書きました。


その時、茎の皮を剥いて葉と一緒にさぁ捨てようとなった時に、待てよ、もしかして葉も食べられるんじゃ?!と思い直し。
ネットで色々調べてみると、フィリピンに里芋の葉を使った料理があることが判かりました。

肉と乾燥させた里芋(タロイモ)葉を使った煮込み料理。
見た目は悪いけれど、とても美味しいと書いてありました。
確かに乾燥葉を使ったその料理は茶色い塊りのような外観で、ムムムです。

いちいち葉を乾燥させるのもなぁ。面倒だよなぁ・・・。

そこで、茹でて適当な大きさにザクザク切ったのを水に浸けて冷蔵庫へ。
水を替えながら3日間放置です。

里芋の葉は食べるとピリピリ感が強いらしく。
私は怖くて茹でたばかりの葉の味見はしませんでしたが、ピリピリはシュウ酸カルシウムの仕業のようなので、山菜や野草のアク抜きと同じ方法、つまり水につけるやり方でイケるはずです。

ところが3日間水に浸けてもまだ若干ピリピリを感じます。
里芋の葉、恐るべし。
真夏だったこともあり、このまま水に浸けっぱなしでは腐ってしまいそう。
そこで一度水を絞って冷凍保存することにしました。

数日経って良いタイミングが来た頃に、冷凍庫から取り出して凍ったままお水へチャポン。
更に1日アク抜きをしてみました。
すると中々いい具合です。

作り方の概要は、ニンニク、生姜、玉ねぎと肉を炒めたところにココナツミルクと里芋の葉を入れて煮込む感じです。
フィリピンではエビの旨味を出汁にするようなので、エビペーストと中華食材の干し海老を使ってみました。
味見をすると・・・限りなくタイカレーに近い。

だったらと、ナンプラーやオイスターソースも加え、歯応えも欲しいから木耳を、色味もあったらいいよねと菜園で余り気味のミニトマトも加えて、フィリピン、タイ、中華とどこの国かわからない料理となってしまいました、

でも美味しければどこでもいいや。
とにかくアジア風。
しかも、乾物では茶色でしたが、茹でた里芋の葉を使うとほんのりグリーンでいい感じです。

家族に恐る恐る出してみると。
なんかこれ旨い!!と大好評なのでありました。
これにて一件落着。めでたし、めでたし。

里芋の茎や葉は下処理をきちんとしないと、身体に悪影響が出ますのでご注意ください。どのような症状になるかは以下のリンクからご覧いただけます。
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji0031857/3_1857_11_up_qtc4k029.pdf

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10月17日と29日に、北鎌倉で野草ウォーキングを開催します。
野草料理もみんなで作ります。
タイミングが合いましたら是非ご参加くださいね。

こんな景色を見にいきましょう。

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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。