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野草食日記 274 オランダミミナグサの食べどきは冬!

野草食を始めたばかりの頃、お茶室の庭でとても元気な葉っぱがあり、これは美味しいのかな?!と摘んだことがありました。
細かい毛が生えてマットな質感なので、瑞々しいという形容とはちょっと違うけれど、いかにもエネルギーが満ち溢れている、そんな外観の植物。
調べると、オランダミミナグサという名前だとわかりました。

季節は秋だったのか、春だったのか。
よく覚えていません。
割合穏やかな気候の時だったと思います。

家に持ち帰り、早速茹でて食べてみました。
すると、特にこれといった味わいがなく、しかも葉の表面の細かい毛の食感が気になり、なぁんだ、美味しくないやという顛末。
それ以来、見かけても無視、あるいは除草の対象になってしまっていました。

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ところがです、たまたまあるYoutubeチャンネルで、オランダミミナグサを食べる動画を見たのです。
美味しくないと聞いているけれど、食べてみた、そしたら美味しいと。
その理由は、多分冬だから葉に糖を蓄えているのでは?!とのことでした。

そう言われたら、食べてみたくなりますよね。
ということで、早速畑へgo!
畑でも見つけたら除草していたので、もったいないことしちゃったなぁと思いつつも、ひとりで味見をする分くらいはあっという間に収穫できました。

毛の食感対策のため、削り節を少し乗せて醤油をたらり。
片口の小皿に盛ったら、なかなかいい感じじゃないですか。

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うん、確かに甘いです!
鰹節との相性もよく、お野菜と言っても過言ではない。
ただ・・ただねぇ。
やっぱり毛の舌触りが気になるのですね。
このザラザラを何か他の食材でカムフラージュするか、あるいはペースト状にして甘みのみを前面に引き出すのか。
とはいえ、可能性を感じる味わいではありました。
寒いうちにまた何か作ってみよう。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。