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北鎌倉野草部 59 なな艸の会 6月 クサギの佃煮作りワークショップ

なな艸の会の基本コンセプトのひとつに、蔓延る野草を間引きながら環境を整え、余剰物を美味しくいただこうというものがあります。
希少種や珍味となる野草を人間側の都合で採取し、根絶やしにするのはちょっと違うと思っています。

クサギの木は種を落としたところから次々に発芽します。
里山保全活動では伐採対象になることが多い樹種です。

引越し当初からそのクサギが家の横に生えていている我が家。
4月に芽吹き、それから夏にかけて剪定しても剪定しても、どんどん枝を伸ばし、平屋のお隣の屋根まで進出してしまうんです。
その勢いに追いつかず、昨年はだいぶ樹高が高くなってしまいました。

その葉っぱを利用して、というより皆さんに剪定してもらって、佃煮にして美味しく食べちゃおうというのが6月のワークショップの目的です。

12日に定例のなな艸の会を、19日には個別で申し込んでくださったグループの皆さんとクサギの佃煮作りをしました。

収穫したクサギの葉

12日は、週末に裏山で倒木があった関係で、急遽近所のカフェをお借りして開催することになりました。

広々としたカフェのキッチン
整っていてとても快適でした

19日の個別ワークショップは予定通り我が家での開催です。


クサギの下拵え
広くないリビングルームだけど、
やっぱり家はリラックスできる
ひたすら混ぜる混ぜる
佃煮に向き合う時間
地味〜な色合いですが、これが美味しいんです

5年程前、「私には何もない」と思っている自分がいました。
その後すぐに野草に出会い、何もないと思っているのは自分の思考の中だけで、実際はそこにあるのに、単に見ていないだけじゃないかと気づいたのです。
改めて思い返してみると、そのきっかけがヤブガラシであり、クサギだったなぁと思うのです。

みんなが価値がないと思っているものも、そこにあることに気づき手を加えることで、「え!あの葉っぱがこんなに美味しいの?!」とびっくりしてもらえる。
ため息混じりの「おいしい〜!」というひと言を聞く度に、してやったり‼️
とほくそ笑む私がそこにいます。

こんな笑顔に出会えることが私にとって元気の源になっています


次回7月のなな艸の会は1日と、6日です。
夏バテと関わりのある野草をご紹介できたらと考えています。
ご予約状況は、7月1日は残席4名様、6日は満席です。

お問い合わせやお申し込みのついての詳細はこちらの投稿をご覧下さい。


また、個別野草観察会詳細はホームページに記載しています。
野草料理ワークショップについては別途お問い合わせ下さい。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。