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野草食日記 332 ウルイとホタルイカ・新ワカメの酢味噌和え

季節の美味しいもので、食べたいなぁと思った食材を、何の脈絡もなく買っていました。
新ワカメは鎌倉の海沿い、長谷 (鎌倉の大仏がある地域のこと) の漁師さんから購入したもの。生のものを1kg買って、自分で茹でたあと冷凍しておきました。
ホタルイカは夫の好物で、大船仲通商店街の鈴木水産の前を通りかかった時に沢山入ったトレーを発見。しかもひとつ350円だったので思わず買ってしまったもの。兵庫県産。

ホタルイカを買った当日は、解凍したワカメと一緒に盛り合わせ、生姜の千切りとすりおろしたのを両方添えて、醤油で食べました。
ホタルイカは、今まですりおろし生姜と醤油だけで食べることが多かったのですが、それだとイカのグニャっとした食感ばかりが際立ってちょっと苦手でした。
でも、千切り生姜を加えるだけでシャキシャキが加わって、美味しく食べることができたんです。

翌日、残ったイカとワカメを前に、さぁて、今晩のおかずはどうしようと考えていた午後。
ホタルイカ、使わないと痛んじゃうなぁ。
かと言って昨日と同じ食べ方は嫌だし。
ワカメはお味噌汁に入れようかしら・・・。

午前中、食べ頃のウルイを酢味噌和えにしようと採取し、茹でておいたのがありました。
でもね、量がちょっと少なかったんですよ。
とその時、天からアイデアが降ってきた。
全部酢味噌で和えちゃえばいいんじゃない?!と。

斑入りのギボウシ(ウルイ)はお隣さんから株分けしてもらったもの
この隣に緑一色のギボウシも植っている

普通、八百屋で売っているウルイはオオバギボウシのことですが、うちのはどちらもオオバギボウシではないようです。
昨年、これらが食べられるのか疑問に思い、食してみた記録がこちら。

苦手なホタルイカの食感は、ワカメとウルイを加えることで、シャキッとした歯応えが加わったことも良かったポイントです。

昨年「土を喰らう十二カ月」という映画が話題になりましたね。
日々の食事を「畑と相談して決める」という沢田研二さんのセリフがとてもいいなぁと思っていました。
この日は庭と相談した結果、季節の食材同士が上手く出会い、日本酒がすすむ素敵な春の宵となりました。



野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。