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野草食日記 344 少しだけ収穫できたスベリヒユで山形のだしを作る

数年前に友人の庭から移植したスベリヒユが、零れ種で細々ながら命を繋いでいます。
開墾して然程年数が経っていないので、土地は痩せていて野菜も立派なのが育ちません。
除草した草を土の上に重ねたり、クリムゾンクローバーを緑肥として育てたりして、僅かづつでも土の状態を良いものにしたいと、改良を重ねていました。
と言っても、本当にゆっくりゆっくり、亀の歩みなのですが。

緑肥として昨秋種まきをしたクリムゾンクローバー


ラッキーなことにクリムゾンクローバーの植っていたところにちょうどスベリヒユが芽を出しました。
そのせいかわかりませんが、例年は痩せっぽちな子が今夏はぷっくら肥えたのが育っています。

と言ってもこれ一株と家の横にもう一株があるのみで、スベリヒユ大名とはいきません。
ならばいつものようにかさ増し戦法。
きゅうり、茄子、オクラ、紫蘇、茗荷を微塵に叩いたところに、これまた生のスベリヒユを叩いたものを加え、昆布パウダーと、麺つゆで味付け。

生のスベリヒユはオメガ3脂肪酸が摂れる

これをご飯の上にのせて、いただきます。
茹だるような暑さが続く時、だしを食べると身体が自然と冷める感じがします。
納豆と混ぜて食べても美味しいですよ。

野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。