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野草食日記 301 卵豆腐アオミズ餡がけ

我が家の庭にはアオミズが群生しています。

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アオミズというのはイラクサ科ミズ属の1年草です。

東北地方では同じイラクサ科ウワバミソウ属の山菜、ウワバミソウを ”ミズ” と言い、茎が赤いので一般的に ”アカミズ“と言います。
春は若葉を、6〜7月になると葉が固くなるので、茎の部分だけ薄皮を剥いて使うと聞きました。炒めものや、おひたし、浅漬けなど、癖がなく色々な料理にできるようです。

そして東北地方には茎が緑のヤマトキホコリというものもあるそうです。
こちらはアカミズに対して “アオミズ” と呼ばれるのだとか。
アオミズのヤマトキホコリよりは、アカミズのウワバミソウの方が美味しいのだそうです。

うちに生えているのは、ミズ属のアオミズです。
同じ呼び方ですが、ヤマトキホコリの“アオミズ”とは別物。
なんだか紛らわしいですね。

うちにあるアオミズは、畑にも、庭にもとにかく沢山生えているので、葉っぱを味噌汁の青みに使ったり卵焼きに入れてでみたりと大活躍しています。

三つ葉のような爽やかな香りなのですが、葉は少しばかり繊維が強いので、そのまま使うよりはちぎったり刻んだりして使うことが多いです。
この前もゼリー寄せの彩りにアオミズを使いました。

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6月に、管理人をしているFacebookグループ「山菜王国」で(↓)で、前出の東北の “ミズ” が盛んに話題に上っていました。
その話題の中にミズの茎は皮を剥く、剥かない問題で盛り上がったスレッドがありました。

山菜王国でのみなさんのやり取りを見るうち、庭のアオミズ、茎の皮を剥いたあとに調理してみたらどうなるかな?!という疑問が湧いてきました。
実は、今まで当然のようにアオミズの太めの茎は捨てていました。
なんだか筋張っていそうな気がして、繊維が口に残るに違いないと思い込んでいたのです。

思い立ったら早速チャレンジ。
まず、蕗のようにピーッと皮を剥いて茹でて刻みます。
片栗粉でトロミをつけた薄味のお出汁を冷まし、その中に刻んだ茎を入れて下味をつけます。
それを市販の卵豆腐の上にかけたら出来上がり。

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シャキシャキ食感で、筋もなくって美味しいです。
卵豆腐との取り合わせもいい!
彩りにトマトをあしらってありますが、トマトはアオミズの繊細な香りを消してしまうので、一緒に口に入れない方が良いかなと思います。

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食べる野草の観察会を7月6日に開催予定でしたが、台風のために11日に延期することにしました。
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まだお席があります。
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追って詳細をお送りします。

今回ご紹介したアオミズも観察できますよ〜。

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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。