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野草食日記 361 塩鮭のソテー・マメグンバイナズナソース

いつも冷凍庫に必ずストックしている食材はありますか?
我が家では豚の細切れ肉や鶏手羽元と共に、塩鮭がレギュラーメンバーです。
逗子の駅前に魚佐次というお魚屋さんがあり、夫が仕事で行った時に何回か分をまとめて買ってきてもらいます。

魚って肉と違ってグラムで計れないですよね。
大きくても小さくても一枚いくらで売っている。
だから、魚屋のおじいちゃんとの駆け引きやら色々とあるみたいで、大きいのをいかにゲットするか、そんな話を聞くのも楽しいんです。

先日の夕ご飯には夫の戦利品ともいうべき、結構大きめの鮭がテーブルに乗りました。普段はただ焼いて大根おろしとご飯で頂くのですが、たまには目先を変えて、小麦粉をまぶしてソテーに。

せっかくなので、畑で背丈を伸ばし始めたマメグンバイナズナと合わせることにしました。
マメグンバイナズナは、昨年の春に突如として生え始めた野草です。
ピリッとわさびのような風味がします。
その種を採っておいて、昨秋1箇所にパラパラと蒔いておきました。

発芽率がめちゃめちゃ良くて密生気味

さて、作り方です。
鮭に胡椒とフェンネルをまぶします。
フェンネルは大船にあるザフラン・フード・アンド・スパイスで購入したもの。

スパイスをまぶした鮭に薄く小麦粉をまとわせ、作り置きガーリックオイルで両面をこんがりと焼き付けます。
今回は少し厚めだったので、中まで火が通るように蓋をしました。

焼き上がったらお皿に取り、まだ熱いフライパンにバターとチューブわさびを投入し均一になるよう混ぜ合わせます。
そこへマメグンバイナズナを入れ、しんなりしたらソースごと鮭の上に乗せて出来上がり。

付け合わせは茹でただけのキャベツ
鮭の塩味で野菜を食べる

これがね、思いつきで作ったのにめちゃくちゃ美味しかった。
わさびの風味は前面には出ていなくて黒子に徹していて。
でも、フェンネルと相まってちゃんと鮭を盛り立てている、とでもいうのかな。
そして、マメグンバイナズナが程よいアクセントになると同時に、バターソースをさっぱり感じさせてくれました。
どの素材が欠けてもこの味わいにはならない。
とても幸せな一品となりました。

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