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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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#ハルジオン

実践野草食講座 1 ハルジオン編

今、新たな流行病のため、買い物の頻度が減り、備蓄品で食事の支度をする方もも多くいらっしゃることと思います。 今回の騒動で葉物野菜が高騰しているという話も耳にしています。 こういう時期だからこそ実践的な野草の知恵をお伝えしたいと思っていたところ、オンライン講座をやってみたらいいのに!と言われました。 でも、やり方がわからないし、zoomなどのシステムを理解するまで時間がかかりそう。ましてやユーチューバーとか、できる気がしない。 自分に無理のない範囲でできることと言えば、やは

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野草食日記 190  ハルジオン・きゅうり・若芽の酢の物白味噌味

ハルジオンの香りは個人的には菊の香りが強すぎて、単独で使うよりはは何かと混ぜて風味を緩和するほうが好きです。 白和えにすることが多いですが、いつも同じではつまらないので、昨日は違う組み合わせにしてみました。 きゅうりを塩揉みし、戻した塩蔵わかめと一緒に下拵え済みのハルジオンを胡麻酢あえにします。 味見をすると、ハルジオンの蕾が若干モサっと感。 そこで白味噌でクリーミーさを足してみたところ良い雰囲気になりました。 きゅうりが多めで、ハルジオンは香りのアクセント的使い方です。

野草食日記 189   ハルジオンを冷凍保存してみる

暖かくなってきて、ハルジオンの花芽がいっせいに伸びはじめました。 お茶室の庭ではハルジオンのような、いわゆる雑草的な植物が背を伸ばしている状態はNGなのです。 そうなると庭の整備は食材確保の時間となります。 今回はとても沢山摘むことができました。 一度では食べられないくらいの量です。 そこで、下処理をしたものを半分を冷凍保存してみます。 解凍後の食感、風味はどうなるでしょうか?!

野草食日記 183  ハルジオンの新芽は柔らかかった

これまで、ハルジオンの葉っぱは香りは良いけれど、ギシギシとした歯触りがちょっと・・・と何度か書いてきました。 昨年の春は根生葉の状態で見分けがつかず、花芽が伸びてきたタイミングで採取していました。 でも今年は葉の形で見分けがつくので、まだふわふわ産毛があって見るからに柔らかそうな中心部分を摘んで茹でてみたんです。 そしたら「ハルジオン、歯触りが悪いなんて言ってごめんよ〜。」というくらい柔らかく食べやすい。 摘みどきってあるんですね。 なんでもドクダミ も出始めの葉が美味しい

野草食日記 154 ハルジオンの葉入り手作りがんもどき

秋にもあちこちで繁っているハルジオンの葉。 キク科らしい香りはしますが、若干歯触りがギシギシする感じが気になります。 そんな時は他の歯触りの良いものに混ぜたり、柔らかいものと和えて気にならない方向に持っていくやり方が常套手段です。 春には肉団子に混ぜて鍋にしたところ、キクっぽい香りがして美味しかった。 今回は家に木綿豆腐があったのでこれでがんもどきを作ろうと思い立ちました。 作る前日から豆腐の水切りを始めます。 お夕飯の支度をする時に、中に網を敷いたプラスチックの容器に移

野草食日記  152 秋のハルジオン、個性も様々

お茶室の庭に生えている葉っぱ。 見たことあるけど、えーとこれ何だったっけ?! 早速植物のスペシャリストに聞いてみると、なんとハルジオン。 秋にハルジオンなどあるはずがないと思っていたので驚きました。 固定概念を外してもっと頭を柔軟にせねば・・・。 スペシャリストSさんによれば、ハルジオンの葉っぱは年中生えているとのことなんです。 そう言われてあたりを見回せば、あちらにもこちらにもハルジオンの葉が。 花茎が伸びてくる頃にはどうしても目は上の方に行きがちですが、こんな風なロゼ

野草食日記 56  野草弁当を作ってみる

今日は友人の新居へ。 お庭を開墾するので見に来ませんかというお誘い。 ちょうどお昼どきなので、お土産がわりにお弁当を拵えようと思い立ちました。 蕗の塩漬けとハルジオン味噌のおむすび、肉じゃがの芹入りスペイン風オムレツ、ミョウガタケに金山寺味噌を添えたもの、大根のレモン漬け、ヤブミョウガの甘酢漬け。 ほぼ作り置いたものなので、時間はそうかかりませんでしたが、お弁当箱に詰めるのが昔から苦手。 息子の中高時代は生野菜が食べられないことも相まって (プチトマトでごまかせないから

野草食日記 45  ドクダミの天ぷら

薬効が高いとわかってはいるものの、その独特の臭いでいまいち食用にする気になれなかったのがドクダミです。 昨年、ドクダミ茶は作りました。 でも、飲むとう〜〜ん。 本には美味しいと書いてあるのになぁ・・・。 昨年作った時も、できるだけ飲みやすいようにフライパンで強めに炒ったんですよ。それでもやっぱりダメ。 仕方なくほうじ茶とブレンドして飲んでました。 本を書いた人の価値観と自分のソレとが合わないのか、それとも私の作り方がどこか間違っているのでしょうか。 昨年友人の家に行った時

野草食日記 36  豚バラと筍のハルジオン炒め

筍が山のようにあるので、手を変え品を変え毎日食卓に登っています。 昨日は夫の好物の豚バラを使ってアジア風炒め物にしてみました。豚バラは買ってきた時に塩麹少々をまぶして冷凍しておいたものです。 菜種油を入れたフライパンで豚バラを炒め、色が変われば筍とかさ増しの厚揚げを入れて(全部豚バラだとやっぱり健康面的にね)、さらに炒めたらナンプラーと黒胡椒を挽きます。 最後に下拵えしてあったハルジオンの蕾を加えて全体を混ぜたら出来上がりです。 ハルジオンの下拵えの仕方は、摘んで来た

野草食日記 25  ハルジオンとノビルの野草餃子

ツイッターはアカウントを持っていたもののその良さがわからず、あまり活用していませんでした。 でもたまたまnoteが連携しているので、それではと使ってみると、意外や意外、野草料理を楽しんでいる人たちとの繋がりができてとても楽しい日々を過ごしています。フェイスブックとはまた違う魅力があるのですね。 ある方のツイートで、鶏ひき肉にハルジオンやノビルなどを混ぜ、鍋物にしているとの記述を見ました。 ちょうど餃子を予定していたので、それをヒントに作ることに。 野草を入れる以外は、

野草食日記 27  ハルジオン味噌

ハルジオンの蕾は天ぷらが絶品です。 かといって油っぽいからそう毎日は食べられませんよね。 他に何かいい食べ方はないかなと思っていたら、ツイッターで蕗味噌ならぬハルジオン味噌というのを見つけました。 丁度、野ではハルジオンが次々とうなだれた花首を持ち上げている季節。材料には事欠きません。 早速作ってみました。 ハルジオンの蕾をザクザク刻んでいると、見た目も手応えもまるでフキノトウのようです。あとで調べてみたら、ハルジオンもフキノトウも同じキク科の植物なんですね。なんか

野草食日記 4  ハルジオンの蕾を見つけた!

今朝、仕事がないので朝食前に散歩に出かけました。 近くの田圃があるエリアで今年はじめてのハルジオンの蕾を発見。 蕾はうなだれているので間違いありません。 もちろん興味があるのは葉っぱがヘラ型かどうか。 見てください、完全にヘラ型です! この前ハルジオンと教えてもらった葉っぱとはやっぱり形が違うような気がします。 上が今日出会ったハルジオン。下は先日ハルジオンと教えてもらった葉っぱ。 今日採取したものの方が、キク科の香りが強く、とても芳しいです。 前回のハルジオ

野草食日記 1  ハルジオンの若葉を食べてみる

ハルジオン、ヒメジョオン の若葉の違いがよくわからないのです。 ハルジオンはヘラ型、ヒメジョオン はスプーン型と山下智道さんの「野草と暮らす365日」には書いてあります。S部長に聞いてみると、上の写真はハルジオン、下の写真はヒメジョオン とのこと。きっと個体差もあるのでしょうが、私には上の葉っぱはスプーン型にも見えるので、もしかしたらヒメジョオン じゃないかと思ったりしています。 先日、ハルジオンと教えてもらった上の葉っぱを職場の庭から採取してきて、料理をしてみました。軽