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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2023年3月の記事一覧

野草食日記 332 ウルイとホタルイカ・新ワカメの酢味噌和え

季節の美味しいもので、食べたいなぁと思った食材を、何の脈絡もなく買っていました。 新ワカメは鎌倉の海沿い、長谷 (鎌倉の大仏がある地域のこと) の漁師さんから購入したもの。生のものを1kg買って、自分で茹でたあと冷凍しておきました。 ホタルイカは夫の好物で、大船仲通商店街の鈴木水産の前を通りかかった時に沢山入ったトレーを発見。しかもひとつ350円だったので思わず買ってしまったもの。兵庫県産。 ホタルイカを買った当日は、解凍したワカメと一緒に盛り合わせ、生姜の千切りとすりおろ

野草食日記 331 辰巳浜子さんの蕗味噌

私が愛読している「野草の料理」は鎌倉在住の甘糟幸子さんの著書です。 日々の生活の中で四季の移ろいを楽しむように、さりげなく野草を取り入れている暮らしぶりがとても好きなのです。 流れる時間の中で、家族や近しい人たちのために心をこめる料理。 本を読んでいると、柔らかな春の里山の景色や、コントラストがはっきりした夏の青空と濃い木々の緑、赤や黄色に染まる秋の風景の中で、目の前にある植物に向き合い、夕飯の一品を拵えるその指先を想像して、心の中にポワッと蝋燭の火が灯るような温かさを感じ

野草食日記 330 シソ科ホトケノザの活用方法

以前の投稿で、ホトケノザはシャキシャキとした食感はいいけれど、味と香りに特徴がないと書きました。 春になり、裏庭の明日葉の株から新しい葉が出始めています。 明日葉は、今日採っても明日には葉が出てくるほど生育が旺盛といいますが、実は今日採ったらすぐに次の葉は出てきません。 下手すると1ヶ月後だったりします。 うちには3株ありますが、まとまった量を収穫することはできないのです。 悲しいかな、1本か、せいぜい2本くらい。 いつももっと量が食べたいなぁと思っています。 そこで、