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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2022年6月の記事一覧

野草食日記 299 セイタカアワダチソウのガラムマサラ飯

夫が持って行くおむすびの具にするために、冷凍庫に保存しておいた茹で大根葉を解凍しました。 数時間置いてラップを開いてみると、それはなんとセイタカアワダチソウ。 同じような色合いだったので間違えてしまったのでした。 セイタカアワダチソウは大抵豆腐や豚肉とチャンプルーにするのだけど、生憎冷蔵庫にそのどちらもありませんでした。 しばらく考えた末、ならば大根葉の代わりにいつものふりかけをこれで作ってみようかなという気になりました。 うちの定番の大根葉ふりかけの作り方はこうです。

野草食日記 297 梅ジャムのブーンベーカリー・あんずデニッシュ風

梅の木が庭にあるけれど、持て余しているおうちは案外多いようです。 今年はあちらのお宅から数キロ、こちらのお宅から数キロといった感じで梅の実を分けていただきました。 八百屋では、青梅や黄梅はそれぞれの熟し具合に分けられて販売されているのが通常ですが、自然の梅の場合、なかなか自分の望む熟し具合のがまとまって収穫できるわけではありません。 我が家では夫が毎日おむすびを持っていくので、梅干しにできる熟した大梅が希望です。でも収穫したものはほとんどの場合青くて、黄色に変わり始めてい

北鎌倉野草部 32 木の葉で作る佃煮ワークショップ

雨降りが多いこの時期でも開催できるように、今回は家でのワークショップを企画しました。 今日は野草好き小学生のMちゃんもお母さんと一緒に参加してくれました。 お子さんにこのほろ苦味はどう受け入れられるんだろう?! Mちゃんから言葉での表現はありませんでした。 でも、パクパク食べてご飯をおかわりする様子から、十分伝わってきましたよ。 他の皆さんも自らおかわりに立つほど、ご飯に合う合う!の佃煮でした。 来月は7月6日に北鎌倉の緑地で野草観察会です。 公式Lineアカウントからの

野草食日記 296 ヤブガラシとの付き合い方

ちょうど4年前の今頃、初めてヤブガラシと出会い、それがお茶室の庭では天敵のような植物であることを知りました。 蔓を伸ばし近くの草や木に旺盛に絡みつくヤブガラシ。 しばらくの間手付かずだった庭の掃除会では、他のメンバーが蔓を取り除く姿が目に焼き付いています。 その後、ヤブガラシって美味しいんですよ!と話すたびに、庭を持つ人は皆一様に顔をちょっとしかめて、「えぇ?!ヤブガラシを食べるの?!もう、庭にどんどん生えてきて、大変なのよねぇ、あれ。」と言います。 家の横で家庭菜園を始

野草食日記 295 蓬のお焼き阿闍梨餅風

私は根っからの冷え性で、冬は勿論、夏場も下っ腹が冷えることが度々です。 この春は、いつもより少し熱心に体質改善をやっていて、漢方薬や塩灸を試みたり、薬酒を仕込んだりしています。 冷え性改善の一環として、ヨモギを鍋一杯に煮出したお茶でヨモギ風呂も試しています。 ヨモギのお風呂は、透明なダークグリーンが美しく、ザ・薬湯という感じ。 身体を温める働きがあり、風呂から上がってしばらくすると、汗がじわじわと出始めます。 少し早めにパジャマを着込んでしまうと、ぐしょぐしょに濡れて全取っ