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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2020年2月の記事一覧

野草食日記 174  鎌倉中央公園の園内巡りでナズナのロゼットと対面する

鎌倉中央公園で開催されているミニ園芸教室は、予約の必要がなく、当日タイミングが合えば、じゃあ行ってみようかなと気軽に参加できるのが魅力です。 植物のお話、家庭園芸のコツなど様々なテーマでスケジュールが組まれています。 中でも私が楽しみにしているのは月に1度の園内植物巡り。 朝、当日の予定がタイトでなかったり、体調が良かったりするときに参加することにしています。 1月の園内巡りの日は、たまたま予定が変更になりぽっかり時間が空いたので、出かけることにしました。 行ってみると、

野草食日記 173 サザンカのゼリーシロップ

1月、まだ椿の花が少なめだった頃、サザンカが沢山咲いていたのでジャムを作ろうと採取してきました。 SNSで、私が作る前にすでにチャレンジしている方がいらっしゃったのですが、どうも花びらの渋味が抜けないようなのです。 甘酢漬けで渋味は経験済み。 酢に漬けるとあまり気にならなくなりますが、ジャムの場合は訳が違います。 甘くて渋いジャムはやっぱりたべたくない・・・。 よくよくアク抜きをしてから煮てみようと、1度茹でこぼしてから、時々水替えをし2日間水晒しました。 2日後、味見

野草食日記 172  椿の花の栄養学 その2                オレイン酸のこと

前回に引き続き椿の花の栄養について考察していきます。 「椿の花の栄養学 その1」は下記のリンクよりご覧いただけます。 *********************************** 山菜の会の際、東京家政大学の中村先生に伺った椿の花の特長。 2つ目は「油」ということでした。 椿は種だけではなく、花びらにも油が含まれているのだそうです。 当日のメモを見返してみると、そこには「オレイン酸」と書かれてありました。 ②椿の花に含まれる油について ネットで調べてみると、

野草食日記 171 椿の花の栄養学その 1     アントシアニンのこと

椿の花の甘酢漬けを使ってちらし寿司を作りました。 彩りもよく、先日鎌倉の由比ヶ浜で行われた「山菜の会」で、お集まりの皆さんにお出しした時は、「わぁ、綺麗!」と喜んでいただけたのですが、いかんせん椿自体に特徴的な味や食感がないのが残念なところ。 話題性というところではピカイチかもしれませんが、もしも、「赤梅酢に漬けた紅生姜と色が似ているし、わざわざ椿を使わなくてもいいんじゃない?!」と言われちゃえばぐうの音も出ない。 何とか椿の肩を持って応援したい。 甘酢漬けを作ったお母さん