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野草食日記

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身近な野草をどんな風にして食べているかの記録。 地域で採れた食材を使った保存食作りなども載せています。
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2019年5月の記事一覧

野草食日記 59 KALDIのペーストを使った豚肉炒めのっけごはん カキドオシ風味

昨年の夏、KALDIで何気なく買い求めたタイの炒め物用ペースト、ブラックペッパー。 刺激的な味が夏向きで、何度も食卓に登場していました。 原材料に訳のわからないものが沢山入っていると、大抵店の棚にすぐ戻してしまいます。 でもこのペーストは割合シンプルで、酸味料って何かなぁ?というくらいです。 当時は息子がまだ同居していたこともあり、手軽にガッツリ系ご飯が作れるのも本当に便利でした。 5月だというのに急に真夏日になりびっくりしてしまいますが、たまたまそんな暑い日にKALDI

野草食日記 58  梅の収穫

今日はご近所のお庭で梅採り会。 大勢で沢山の梅の実を収穫しました。 棒で枝を叩いて落ちてきたのを拾います。 上から雹のように降ってくる梅。あたると結構痛い。 小梅と梅を2kgづつ。 小さいのはカリカリ梅、大きいのは追熟させて梅干しにしようと思います。

野草食日記 57 どくだみ茶は身体を温めるのか、冷やすのか  その飲み方についての注意点

どくだみ茶、毎朝急須に一杯飲むようになりました。 1日に1回だったら、心から芳ばしくて美味しいなと思えます。 初めて飲んだ日、飲用直後、身体に汗をかくぐらいポカポカと温まりました。 私は極度の冷え性ですので、これは!と思い、どくだみ茶の作用、効用等について本で調べてみることにしました。 一番はじめに見たのは、大森一慧さんの「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」です。 これによると「血管壁をやわらかくして毛細血管を強化し、血液の流れを改善する作用もありますので、お茶に

野草食日記 56  野草弁当を作ってみる

今日は友人の新居へ。 お庭を開墾するので見に来ませんかというお誘い。 ちょうどお昼どきなので、お土産がわりにお弁当を拵えようと思い立ちました。 蕗の塩漬けとハルジオン味噌のおむすび、肉じゃがの芹入りスペイン風オムレツ、ミョウガタケに金山寺味噌を添えたもの、大根のレモン漬け、ヤブミョウガの甘酢漬け。 ほぼ作り置いたものなので、時間はそうかかりませんでしたが、お弁当箱に詰めるのが昔から苦手。 息子の中高時代は生野菜が食べられないことも相まって (プチトマトでごまかせないから

野草食日記 55  夏向きの美味しい野草 ミョウガタケとヤブミョウガ 見分け方のポイント

昨年、茶室の庭メンテナンスの仕事を始めたとき、木陰にミョウガに似た雰囲気の植物が沢山生えているのに出会いました。 その植物はヤブミョウガといって、調べてみると、どうも茎が食用になるということでしたが、採取時期が遅いように感じられ、その時はただ見るだけで終わりました。 ただ、秋の艶々とした銀藍色の実がとても綺麗だったので、年末の展示用リースに素材としてつかわせてもらったのでした。 さて今年もミョウガタケと一緒にヤブミョウガも土から顔を出しています。 ミョウガは互い違いに葉

野草食日記 54  ミョウガタケと山椒のチャーハン

仕事場の庭でミョウガの茎がどんどん出てきています。 茎ミョウガとか、ミョウガタケなどと呼ばれているそうですが、皮を剥いて金山寺味噌を添えると、シャキシャキとした歯ごたえが楽しめる一品に。 日本酒のアテにぴったりです。 普通のミョウガよりも香りがソフトで、他の食材の邪魔をしません。 先日はトマトのソテーの上に細かく刻んだミョウガタケをトッピングしたところ、トマトの香りの方が勝っていました。 そのトッピングしたミョウガタケが沢山残ってしまったため、翌日のお昼、ベーコン、山椒の

野草食日記 53  どくだみ茶はまずいか、美味しいか

どくだみの天ぷらの回で、昨年作ったどくだみ茶が美味しくなかったというエピソードを書きました。 先日参加した野草ワークパーティーのとき、主催の方がよく炒ると美味しくできるよと話してくれたのですが、昨年作った時も特有の香りをカムフラージュするため、かなり念入りに火を入れたのですよね。 ということは、飲みづらかった理由がほかにあるということです。 よくよく考えてみれば、あの時は「薬効に変わりがあるわけではなし」と、花が終わった時期の葉を摘んだことを思い出しました。 どくだみ茶の

野草食日記 52  ある日の夕食

2階の8畳間は、窓一面に山の景色が眺められ、家にいる1日の大半は猫と一緒にその部屋で過ごしています。  最近は夕食もここでとることが多くなりました。 小さめのサイドテーブルしかないので、おかずは一皿盛りです。 2階まで少し距離はあるものの、運ぶお皿の数も洗い物も少なくて済むのは、なかなか良い感じ。 この日は 大根とタンポポとセリのサラダ、トマトソテーにミョウガタケをのせたの、セロリのカキドオシマヨネーズ和え、タケノコと山椒葉、蕗の佃煮、しいたけのチーズ焼きスモーク風味。

野草食日記 51  実山椒の収穫

ネットで実山椒の出回り時期を調べてみると、5月でももう売っているところがあるようなので、大きめのものを選んで収穫することにしました。 小枝を取って粒にして茹でたあと、20〜30分ほど水でアク抜きをし、醤油漬けと塩漬けに。 アク抜きは辛味の残り具合を確かめながら数時間つける、と書いてあるサイトもあったけれど、味見をしたら30分でも香りが薄くなるようで、水に晒さなければよかったかなぁと少し後悔しています。 また、実を一粒一粒小枝から取り終える頃に、「茹でた後に取ると楽」と書

野草食日記 50  シロツメクサのチヂミ

うちの隣の空き地にシロツメクサの白い花が今、沢山咲いています。 子供の頃、花冠を作って遊んだ 馴染み深い花です。 調べてみると、食べられる野草というので、この前の日曜日花を天ぷらにしました。 カリカリと香ばしく普通に美味しくいただきました。 葉っぱも料理したいと思っていましたが、小さいし、おひたしにする量を収穫するのは結構大変そうです。 そこで、チヂミにすることにしました。 これだったら、少量でも見た目存在感のある一品になります。 葉を洗い、水を切ったところに小麦粉と片栗

野草食日記 49  実山椒の季節

2月、引っ越し先の玄関脇に棘のあるスリムな木があり、何かな?!と思っていたら山椒の木でした。 たけのこの時期に葉が大活躍していた頃、とても控えめな花がつきました。 暫くすると、当然ですが小さな実がなって、それが日に日に大きく育ちました。 いつが採り時なんだろうと毎日見ているけどよくわからない。もう十分大きいと思うんですが。 一般的には6月に出回りますよね。 この前、ご近所のお庭で採れた蕗、(しかもすでに皮むきが終わってる!) をいただいたので、仕事先で間引いた石蕗の

野草食日記 48 テレビ放映のお知らせ

5/19日曜日、午後7時から日本テレビで放送の「ザ 鉄腕DASH」という番組の中で、以前こちらで紹介した「オオアラセイトウのからしあえ」の画像を使わせてもらえないだろうかと、先日制作会社の方から連絡をもらいました。 普段あまりテレビを見ない生活をしているため、今どんな番組が放送されているのかよく知らないのですが、話をお聞きしてみると、「山を登りながら山菜など食材を集め、山頂で料理することで山の豊かさをPRする」という趣旨とのこと。 私が野草でリースや花生け、はたまた料理を

野草食日記  47  ヤブガラシ採取のご連絡

ヤブガラシは穂先をこのくらいで採取お願いします!

野草食日記 46  こごみがいっぱい

少し前のことですが、ご近所さんからビニール袋いっぱいのこごみをいただきました。おすそ分けというにはちょっと多すぎるくらい。 こごみって今まで自分では買ったことが多分なくて、外食でお吸い物に一本入っていたりするのを大切に大切に食べる・・・といった類の食材でした。 味もどんなだったか特に記憶もないので、調理方法についても全く検討がつかず、まずは少量茹でて味見をしてみました。 へぇぇ、びっくり。アスパラの風味がします。 で、これはマヨネーズでしょうと。 マヨにわさびを混ぜて