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春の野草

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3〜5月に採取できる野草をまとめました。
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#なな艸オオアラセイトウ

野草食日記 359 野草天ぷら食べ比べ

今まで試したことのない野草の味見も兼ねて、お昼ご飯に天ぷらを作りました。 忘れないうちに記録。 上から時計回りで、ニワトコ、ヤエムグラ、カラスノエンドウ、花付きショカッサイ (オオアラセイトウ)、クコ。 ショカッサイ以外は、全て葉です。 ニワトコ  畑のニワトコのひこばえ処理も兼ねて収穫。旨みと香りが安定の山菜味です。 ヤエムグラ ベタベタ付く手触りから今まで敬遠していたヤエムグラにチャレンジしました。 揚げるとくっつく感じはなくなります。全く癖がなく普通に美味しいけど

野草食日記 331 辰巳浜子さんの蕗味噌

私が愛読している「野草の料理」は鎌倉在住の甘糟幸子さんの著書です。 日々の生活の中で四季の移ろいを楽しむように、さりげなく野草を取り入れている暮らしぶりがとても好きなのです。 流れる時間の中で、家族や近しい人たちのために心をこめる料理。 本を読んでいると、柔らかな春の里山の景色や、コントラストがはっきりした夏の青空と濃い木々の緑、赤や黄色に染まる秋の風景の中で、目の前にある植物に向き合い、夕飯の一品を拵えるその指先を想像して、心の中にポワッと蝋燭の火が灯るような温かさを感じ

野草食日記 283 ミックス野草の餃子

丁寧に育てられた美味しい豚肉をご近所さんと共同購入しています。 地域のお店から出る食べ物の残りなどを食べて育った豚さん達のお肉です。 共同購入の輪にいれていただいた昨年の5月、その豚肉を育てている足柄の「こぶた畑」を見学に行く機会を得ました。 訪れてまず驚いたのは、豚舎が臭くないことです。 下のリンクをご覧いただくと何故臭くないのか、その秘密がわかります。 同じ仕組みを人間のトイレにも応用していて、水洗トイレでないのにこちらも全く臭わないのです。ほんとうに驚きました。

野草食日記 228 オオアラセイトウの若葉を食べる

仕事でお手入れをしている北鎌倉の古茶室宝庵。 1月後半になると、裏庭に横から差し込む日射しが徐々に強くなっていくのが感じられます。 右奥の緑色に見えるところには、ハコベ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリなどの小さな野草に混じって大きめのフキの葉が一面に生えています。 これら植物の葉色は一般的な緑で、マンセル色相環でいうとG(グリーン)の仲間に入ります。 ところがこの時期、爽やかなブルーグリーンの葉が所々に顔を現します。 写真では普通の緑のようですが、色相環の「BG」と書かれて