マガジンのカバー画像

春の野草

47
3〜5月に採取できる野草をまとめました。
運営しているクリエイター

#食べる野草の観察会

北鎌倉野草部 58 出張野草観察会@鎌倉祇園山ハイキングコース

北鎌倉を飛び出して、と言っても同じ鎌倉市内の祇園山ハイキングコースで野草観察会を行いました。 参加してくださったのは5月の観察会にお越しくださったリピーターの皆さんと、そのお友達です。 祇園山ハイキングコースは、アズマネザサが道を塞ぐような場所もありで、いつも観察会をしている北鎌倉の里山がどれだけ手入れをされているのかを実感。 保全会の皆さんに改めて感謝が湧く、そんな日となりました。 同じ市内でも北鎌倉と鎌倉では土壌や景観が少し違う印象を持ちました。 両者の位置関係がわか

北鎌倉野草部 57 なな艸の会5月 週末の部

曇り空でスッキリしないお天気でした。 そんな中、神奈川県各地や都内から沢山の皆さんがお越しくださり、賑やかな野草観察会となりました。 緑地での観察会としては過去最高人数です。 数日前の観察会の時に近くの小学生が食べ頃の桑の実を食べ尽くしてしまったのに、また新たに熟した実がいっぱい。 今日参加してくれたKくんは大の野草好き。 使い込まれた山菜と野草の本を持参、今日紹介した植物を殆ど知っているという博識ぶり。 「特定外来種」というワードが小学校1年生の口から出てくるのにびっく

野草食日記 331 辰巳浜子さんの蕗味噌

私が愛読している「野草の料理」は鎌倉在住の甘糟幸子さんの著書です。 日々の生活の中で四季の移ろいを楽しむように、さりげなく野草を取り入れている暮らしぶりがとても好きなのです。 流れる時間の中で、家族や近しい人たちのために心をこめる料理。 本を読んでいると、柔らかな春の里山の景色や、コントラストがはっきりした夏の青空と濃い木々の緑、赤や黄色に染まる秋の風景の中で、目の前にある植物に向き合い、夕飯の一品を拵えるその指先を想像して、心の中にポワッと蝋燭の火が灯るような温かさを感じ

北鎌倉野草部 50 なな艸の会3月 週末の部

3月の野草観察会は両日とも雨降りで順延となりました。 でも翌日は本当にピッカピカという言葉がピッタリのお天気で、昨日も温かなお日様の下、無事に会を開催することができました。 火曜日の観察会ではスキップしてしまったこの植物。 キブシと言います。 毎年見ていたこの子がなんとエディブルフラワーだったんですよね。 この葉っぱは何だろう?!と言っていたのは、ミズキと判明。 下向きのとても可愛らしい花を咲かせるホウチャクソウの蕾。 スクッと立ち上がる群生は清々しく春の喜びに溢れてい

北鎌倉野草部 49 なな艸の会3月 平日の部

3月13日は雨と強風の予報だったので、翌日に延期となった3月の会。 ピッカピカの晴れとなり延期にして大正解でした。 まだまだ枯れ色の残る里山。 でも、新しい芽吹きがそこここに見え隠れしています。 今回は、茎の伸びてしまった蕗のとうの食べ方をお伝えしたり。 出始めのヤブカンゾウにも出会えました。 トップの写真で、みなさんの熱い視線の先にあるのはこれ。 ノビルです。 ご参加の皆さん、見分け方はマスターできたでしょうか?! 先月から試験的に就学前のお子さん連れOKの日程を設