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春の野草

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3〜5月に採取できる野草をまとめました。
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#野草

野草食日記 236 卵黄入りふきのとう味噌

リアルでも繋がりのある 吉田麻理子さんから卵黄を入れたふきのとう味噌のことを聞きました。 しかも白味噌を使うというので、これは美味しそうと早速作ってみることに。 レシピはこちら↓を参考にしました。 普通のお味噌が材料になっているところを白味噌に変えて作ります。 麻理子さんからは「卵黄はちょっぴりで。」とアドバイスをもらっていたんですが、黄色い春らしい色にしたくて、味噌の量を少なくしたのに味見をしながら卵黄を加えていたら、最終的に一個分全て入れてしまいました。 まぁ美味しか

野草研究 1 クサギの情報収集(ネットより)

山菜の塩漬けや乾物は東北地方の雪深い寒い地方のものというイメージが強く、なぜ温暖な山陰地方でクサギの乾物をお正月に食べる習慣があるのだろうと不思議に思っていました。 私が管理人を務めている山菜と野草のグループで、広島の親戚の家でクサギナを食べたことがあるという方から書き込みがあり、なるほど!と思ったことは、西の方だから押し並べて温暖というのは思い込みで、クサギナを食べる親戚の住む地域は冬に雪が沢山降るということでした。 広島県比婆地方では、「畑に“あおいもん(野菜)”がない

野草食日記 231 ギボウシはどれも食べられるのか?!

先日料理したウルイは、オオバギボウシの若芽です。 私は息子が生まれたあとガーデニングを始め、すでに四半世紀。 ガーデニング雑誌や、サカタの種などお取り寄せカタログなどもかなり見てきました。 ギボウシは園芸界ではホスタと呼ばれていて、シェードガーデン、つまり日陰の庭を彩る貴重な植物のうちのひとつ。 多種多様な品種があり、愛好家にコレクションされるほど人気があります。 葉がとても綺麗で魅力的ではあったのですが、あまりの種類がの多さに目移りしてしまったことと、庭もさほど広くない

野草食日記 240 ツルカノコソウの胡麻和え

3月初旬、お茶室の庭の手入れをそろそろ終えようかという頃、足元にある岩の淵に瑞々しい葉っぱを見つけました。 これ、何だっけ?!とよくよく見てみると、中に小さな蕾が、まるで巣ごもり卵のように隠れています。 ブロッコリーにも似ていますね。 確か去年の今頃、庭の裏手にある崖にへばりつくように生えていた植物の蕾がこんな風だったかも。 食べられない植物は基本名前の覚えが悪いので、なかなか思い出せません。 数日後、調べ物で甘糟幸子さんの「野草の料理」の目次をめくっているとき、「ツル

野草食日記 239 ヨモギ納豆とギリシャ神話

最近 あるYoutube動画で、ヨモギを納豆の薬味にするという人がいました。 庭をぐるっと歩きまわりヨモギを摘んで玄関の方に帰るところでおしまい。 なのでどのように料理をしたかは定かではありませんが、薬味と言うからには湯通しをしないで生のまま使うのでしょう。 ヨモギというと、熱湯で湯がいてアク抜きをするのが一般的ですよね。 私の野草料理のバイブル、甘糟幸子さんの「野草の料理」を見返してみても、必ず下茹でしたものを使っています。 今まで生でヨモギを使う発想はなかったので、試

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庭と畑の記録 18 カンゾウを移植しました

タイトルを書いて気づいたんですが、「カンゾウを移植」と書くとまるで手術したようですよね。 漢字で書くと萱草。肝臓ではありません。 びっくりした方がいたらごめんなさい。 近くにカンゾウの群生地があります。 カンゾウには、ノカンゾウとヤブカンゾウがあり、ノカンゾウは8月ごろ一重の花を咲かせます。それより早く7月に八重の花を咲かせるのがヤブカンゾウ。 どちらもオレンジ色の花を咲かせます。 ノカンゾウ ヤブカンゾウ ノカンゾウ、ヤブカンゾウの蕾は中華食材の金針菜です。 時々乾

野草食日記 242 黒米のかからん団子

今度の野草ウォーキングの下見のために山に入ったら、あっちにもこっちにも柔らかなサルトリイバラの葉っぱが芽吹いていました。 鹿児島出身の友人からサルトリイバラの葉っぱで包んだお団子、かからん団子の話をよく聞いていたので、香りを体験したいと思い、4枚摘んで帰りました。 家にあった米粉と黒米粉を適当にミックス(今日は5:4の割合)、水、塩、甘酒を入れて耳たぶくらいの固さにこね、一度蒸し器で蒸します。 15分くらいかな。 それをボウルにとって、すりこぎで突いて滑らかにし、葉っぱで

野草食日記 244 クサギとレンズ豆のキーマカレー

つい最近、いつも買い物をしている大船にインドの食材を売るお店がオープンしました。シンプルな棚に商品が無造作に置いてあるディスプレイ(?)、販売してるのは多分インドの方。 そこだけ日本じゃない不思議な雰囲気が漂い、インドへ旅行したかのような気分が味わえます。 ここで、見たことのない小さなボトルを見つけ、何だろう?!と思っていたら、帰宅後Youtubeの「ナマステご飯」で同じものが紹介されていたのを見てしまいました。なんたる偶然! その名前はヒング。 ヒングという名前を初めて

野草食日記 247 山うどを初収穫

少し前の話になりますが、この春は友人にヤマウドを教えてもらって見分けられるようになりました。 一度形を覚えると今まで素通りしていたところで、あ、山うどだ!とパッと目が行くようになるから不思議です。 山うどは大きな葉を伸び伸び広げていて何だか気持ちよさそう。 小さいこと気にすんなよ!となんでもおおらかに受け入れてくれそうな姿をしています。 茎から出た芽。 天ぷらにすると美味しいところ。 収穫後、ベンチで記念撮影。 ネットで見ると、土を掘り起こして白いところから収穫してい

野草食日記 251 ヨモギ入り米粉パン

最近米粉パンを手作りするようになりました。 粉物は分量をきちんとしなければうまくできないというのが常識ですよね。 普段料理する時、レシピはいつも使う材料だけチェックし、計量はせず目分量と感覚で料理する派です。 当然粉物料理は苦手意識が強く、これまで意識的に立ち入らないようにしていました。 そんな私がパンを作り始めたきっかけは、3月に友人のみやびちゃんとランチをした時のことでした。 彼女が習って手作りを始めたというパンを一塊りプレゼントされたのです。 それは米粉を材料にして