幸せは湯船を超えた。ぬるっと、越えた。これからは何になるのかわからないけれど、とにかく今言えるのは、幸せは湯船じゃないってことだ。 それとは別に、私は最近長風呂するのが苦手になった。以前は一旦風呂に入ると、小1時間は湯船から出てこなかったのだけど、最近は10分もすると暑くなって、出てきてしまう。汗がダラダラ流れる。これを書いているのも湯船の中、とはいえ暑いので足だけ浸かって、足湯状態だ。 最近日記を書けていなかったことを、肯定的に捉えるつもりはない。ただの怠惰で、書こうと
いつもふざけているけれど 馬鹿だと思われたくはない しまい忘れたトゲトゲが たまに刺さって気持ちいい 不器用なトゲトゲを 甘いクッションで包んだら 君は出かける 君は出かける ひりひりしてる 今 ひりひりしてる とても ひりひりした君が大好きさ ひりひりふわふわしている君が いつでも帰っておいで その時はきっとふかふかの布団を 暖かい部屋で待ってるから きっと坊やも喜ぶから
ひび割れたヤギの瞳の隙間から 伸びる雑草を千切ろう いつか終わってしまうなら 早めに手は打たなきゃいけない 君は腹を見せない強情な犬 天国の雲に手が伸びる いつか乱暴をしたとして 情けなく君は笑うだろう 嫌いじゃないけど好きでもない ふたりの固くて脆い石橋 叩いて割ってあげたい気分 どうしても大丈夫じゃない君だから ぼくも大丈夫じゃなくなってあげよう 誰も乗らない観覧車だけ 君と一緒に愛でてあげよう 犬の可愛さは所詮インスタント どこで何を見て覚えたの ちっとも可愛く
光の中で微睡んでいたら 君は不器用に揺らめくね 黒く反射するその眩しさに つい曇り空も不器用になる 耳が小さい君 何も聞かなくていい ひどいことした痛みを わたしは今でも覚えているんだ いつのまにか猫の目は きもちわるいたれ目になってた 君の口角にぶら下がって ブランコ漕いで飛んでゆきたい 光の中で微睡んでいたら 君は不器用に揺らめくね 黒く反射するその眩しさに つい雑草も不器用になる 揺蕩うその瞳に 映る緑は鮮やかであれ ひどいことした痛みを わたしは今でも覚えてい
いつもおいてけぼり 目の前で甘い蜜舐められて わたしだけくれない いつもおいてけぼり こうしなさいと指示だけされて まじめにそれをやっていれば 目の前で甘い蜜舐められて 目の前でゲラゲラ笑って わたしだけおいてけぼり 仲間に入りたくて 一歩踏み出すと 魔法で氷にさせられちゃう わたしは入れない いつもおいてけぼり 誰も立ち止まってはくれない 誰も振り返ってもくれない おいてけぼりになるほうがわるい いつもおいてけぼり 朝からなみだ 誰も見てない ひとりなみだ ひとりおいてけぼ