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にんじん

にんじん色の傘がかわいい。

にんじんで思い出すのはグラッセ。この作り方が鍋に水を入れ、食べやすい大きさに切ったニンジンを投入し、塩もバターも砂糖も初めから入れてグツグツ煮る。材料を全部一緒に入れちゃう、っていう作り方がなんとなく「これでいいのか?」と、初めのうちは心もとなかった。こんなに簡単なのにおいしいし。

モウナファームから野菜を取り寄せるようになって、にんじんがこのオレンジ色だけじゃないことに気づいた。多分、これまでも見ていたのだろうけど、意識に上らず。紫色だったり、クリーム色っぽかったり。日本で一般的にイメージするにんじんよりも細長くて、ピーターラビットに出てくるにんじんの形。葉っぱもついてくる。

なのでそれが束になっていると花束のようにカラフルな色合いでワクワク。しかも、オーガニック野菜は大きなトラックの荷台にくくりつけたクーラーボックスに入れられて、かっこいい女子たちがワイワイ西側からドライブして持ってきてくれる。彼女たちはwooferで労働提供をする代わり、ファームの敷地内でキャンプをし、食事が提供される。米本土から来てる子たちがいたり、米国外から来ている子たちもいて賑やか。

オーガニック野菜やパパイアが入った大きな茶色い袋を受け取って、女子たちが思い思いに大きく手を振りながら去っていくトラックを見送っていると、なんだか、とても豊かな気分になる。

本当に、全てのものは大地からだ。

5月末から8月にかけて、3つのグループでジョアンナ・メイシーの思想や実践を学んだりシェアしたりする時間が始まる。地球が崩壊してしまう前に、なんとか間に合わせたいものだ。

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