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Otaru ✕ LIFE with Green.1

傾斜15°の船見坂、1輪の花の名前は…

小樽駅のすぐ横に位置する「船見坂」は、今も昔も小説や物語の舞台となる坂。他国からも人々が多く訪れる坂。
傾斜角度は15°。国道5号線から登る、その一歩目からそれはそれは大変な角度であると体感していただけるだろう。
私個人で言えば、数メートルあがるだけでも普段の運動不足さを感じるには充分過ぎる坂だと思っている。

ゆっくりと上がり、小樽駅を左手に望み
右手には蜜柑色のガレージが見える、こちらが当店。
まずは坂を登ってみましょう。さらに行くと線路上を渡る橋が。「ふなみはし」と書かれた街灯に蔦が絡み風情を感じさせてくれます。

秋のふなみはし
ふなみはしの街灯

さらに登り。坂は傾斜を増すような感覚。この辺りで
振り返りたくなりますが、まだまだ。
どんどん登り、傾斜15°の標識をみつけたら!さあ!
振り返って、小樽港まで見渡せる素晴らしい景色。

自分の足で登った達成感。足にじんわりある疲労感はすっと消えていくこの景色。そう感じて頂けることと思います。

船見坂を登る道中、ここに住む人々は颯爽と坂を登って行く。日々の登り降り、小樽の風や雨や雪の日々、それらは人を強く優しくしてくれるのかもしれません。

さあ、ゆっくりと坂を降りましょうか。

民家の間の草花、生い茂る線路脇の木々に目をやり。
小さい頃遊んだ草むらや花を摘んだ小路を思わせる何気ない、誰の心にも宿る、そんな懐かしい気持ちがふわりと香る。

小樽の景観の中には、名脇役と言えるそっとそこに咲く草花。

それは自然に、じっと小樽の地に根付き、住んでいる人も訪れる人も懐かしさへと誘います。
心を解きほぐす、そんな小樽の景観には心写るGreenが彩りを添えます。

海岸線を望みながらゆっくりと降る、楽しさ。
どうぞふなみはしを渡り左手には蜜柑色のガレージ。

ふらりと立ち寄りお花を1輪、どうぞ。

お泊りのお部屋に飾ってみたり、
小樽のおみやげにも。

小樽に訪れた時間、船見坂を訪れた時間は1輪の花となり心癒されることでしょう。

花を抱え帰路に向う旅人を見送る。
どうぞ小樽での時間、また会いましょうと。
旅人のご安全を祈りつつ。

この花の名前をなんと付けようか…なんて思い馳せる店主に、また小樽へ訪れる日には、良き名前をお知らせ下さい。


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