コンペ


「溺愛」
「理想の彼女」

添付している2つの絵は2021年の大学内コンペに出した作品なんですけど、かすりもせず落選したんです。でも先日、ある先生とお話をした時、「去年の学内CGコンペ、西山さんの絵に投票したんだよね。結果的に1位になっていた絵からはオリジナリティが全く感じられなかったんだよね。コンペって選ぶ人のセンスが良くなかったら選ばれたもののセンスも良くないよね。」というようなことをおっしゃっていて、本当にその通りだと思いました。そしてなにより、私の絵に投票していただいていたことが嬉しくて、、。
先生からこれを言われるまでは、この絵はダメなんだ、。誰の心にも刺さらない絵なんだって、じゃあ何を描けばいいんだってすごく悩んでいたんですけど、やっぱり、自分の好きなように描いていいんだって思うことができました。
もちろん、コンペに出して入賞すると、俯瞰から見たとき、その物の出来が良いように見えます。それを利用して作品や自分の知名度を上げてその後、仕事に繋がることもあると思います。しかし、コンペの結果と作品の出来は全く関係ないです。コンペの結果はあくまで審査員の主観(感想/好み)であって、そのものの価値を決める基準ではありません。特に芸術の世界には、正解はありません。自分が良いと思ったものが正解なんです。だから、芸術作品を制作する時は自分の主観(直感/好み)に従い、誰にも媚びず、それをいつか必要と言ってくれる方が現れたらいいな、くらいの気持ちで制作するのが良いと私は思います。あくまで、芸術作品に関してはです。芸術家は、自分を信じ抜く力が必要だということを改めて痛感した出来事でした。

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