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ものもらい 解釈 創作RADWIMPS

RADWIMPSのボクンチ忘年会最高でした🥺
ものもらい歌ってくれたのが嬉しくて
不思議なオーラをまとった歌詞をもとに
私なりにこんなお話があったりするんじゃないかな?!と思って綴ってみます📝

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いつだってここにあるこの腕や耳や目を
僕は探したりなど したことはないけど

何かを探すのには いつも使うくせに
いつかなくなるなんて 考えもしないんだ。



そう、いつも君が隣にいるのが当たり前だった。

記憶の中の君が「いつも ここにいたよ」って
笑う声が悲しくて、
そんな悲しい声で無理して笑わせることなんてしない。
ただ側にいて欲しいと願っても
君は僕の視界から外れていく。

「いつも ここにいたよ」って 
思い出すたびに涙がでてきて
泣きぼくろでもできそうな勢いだ。

ふらっと帰ってきてくれるんじゃないかって
毎朝淡い期待を抱いてしまう。

でも、君の荷物は僕の部屋にどこにもない。
固い決意が伺えるほど、
自分に関わるものはすべて回収して、
月曜日の燃えるゴミの収集車にも手伝ってもらったようだ。僕の手は一切借りずに。

君の病について、ちっとも教えてもらえないまま、いや、気づかないまま、鈍感な僕は君にもう一度「ありがとう」も「ごめんね」も言う機会を失ってしまった。


いつだってここにいた 君の姿かたち


どんなって言われても 


もう分からないほどに


あれからどれくらいの時間が経ったんだろう。


本当に好きだったから、
何をするにも君が喜ぶことはなんだろうって考えてたのに、その判断基準の君がいなくなると、僕の意志は空っぽで、何もでてこない。


距離がものを言うなら、

この腕よりも耳よりも近くに君はいた。

自由奔放なところがあったものも、
僕の胸のここのところ 心の鼓動から2センチかそこらのところをお気に入りの場所に選んで突っ走ってきたようなインパクトが僕にはあった。
あれほど幸せそうな笑顔をむけてくれたんだから…
と思い込む脳に罪はないと思いたいが、
都合よく解釈しているにすぎない。
君は周りの人が笑っていることに喜びを感じる気遣いができるあたたかさをもっていた。

それに対して僕は
いつだってここにある 弱音や、迷い、愚痴を
隠したってバレるならと 見せびらかすけど
それは全て過去に関することばかりで、
自分にはこれから先の時間が残されていて、
変化することもできうることは覆い隠していた。

僕の過去で唯一輝かしいことといえば、
僕にとっては最高で、君にとってはどうだったかはわからないけど、
間違いなく、この眼で この腕で 君のこと見つけたことだ。

僕は僕の形がようやくわかって、
僕は僕と はじめて出会えた気がした。

「いつもここにいたよ」ってさ 僕の中の遠くからして、いつも君だと思って、耳を澄まして 出どころ探すけど 声の主は埋もれてて。

なんやかんや人間はものすごーーくズルくて、自分のことを大事にしたいと願うのが奥底にいる。
僕が泣いているのは、君の悲しみを想っていると思っていたが、自分の悲しみのために涙を使っている気もする。

「きっとこれからはね」って、その自分のことを大事にしたいなにかが喉元までもがいてきているが、その声をどこに 向かって放てばいいかも 分からずただ呑みこむ。

こんな僕を大事にする理由がなんなのかわかんないと目を背けても、目の上にできたものもらいのように結局自分が大事なんじゃないかというじんじんと痒みと痛みを伴って、僕にアピールしてくる。

自分のことはどうでもいいというスタンスだが、
やっぱりものもらいは早く治ってほしいと思う。
僕は自分のことを大事にしたいということなんだろうか。

きっと自分のことが嫌いな気持ちと大事にしたいという気持ちは、この世に落とされる一瞬前にふたつに別れてしまっただけで、もともとは1つの形容しがたい何かだったんだろう。
だから不時着後も引き寄せられるように、ふたつの相反する感情に僕はかけまわされてるのではないだろうか。

人間はどうしようもない心をもってる。

でも、きっと。
幸せになるために生きているはずだから。

自分のことがわからなくなっても、
きっとすぐまた出会えるよってくらいの
心持ちでゆったりとまた歩み始めたい。

「私の後は追いかけずに、
 楽しい話を沢山作ってまた逢いにきてね」

1年後に届いた君からの手紙にはそう記されていた

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