「100のドラマから」笑うマトリョーシカ第9話直後感想~大どんでん返しの予感!~
第8話直後感想、書けませんでした・・・
残念ですww
さて、第9話、終わりました。
謎の女・浩子(高岡早紀)の独演会となりましたが、話し方、視線のやり方、立ち姿、全てにおいて、雰囲気のある演技で、見入ってしまいましたね。
第9話のあらすじ
首相公選制
一郎(櫻井翔)が、ヘイトスピーチ取り締まり強化の次に、矢継ぎ早に出してきた政策、「首相公選制」。
アメリカ大統領のように強い権限を持つ首相を日本にも、という理念の元、現首相・羽生(大鷹明良)にも賛同を取り付けている様子。
一方、道上たちは、一郎の背後に浩子がいると考えるが・・
一方、道上香苗(水川あさみ)たちは、一郎の背後に浩子(高岡早紀)がいると考えるが、裏付け、証拠が見つけられずに。
そこに、一郎の元秘書・鈴木(玉山鉄二)が、新たに、現外務大臣・諸橋(矢島健一)の”汚れ仕事”を一手に引き受ける諸橋の元秘書・富樫(吉岡睦雄)の行きつけのBarを突き止めた。
が、道上たちが会う前に富樫は死亡。
同時に、富樫の元部下が自殺に見せかけられビルから転落させられるが、一命をとりとめ、警察で、過去の事件について話し出した。
その部下は、道上父・道上兼高(渡辺いっけい)を殺害した事、その指示を諸橋から受けた事など、3つの事件について白状する。
香苗は単独愛媛県へ
父・兼高の殺人の犯人が分かり、裏で手を引いている人間が浩子と考えている香苗は、証拠もなく単独愛媛へ。
そこで、浩子と会い、浩子の母が受けてきた差別、和田島(加藤雅也)との関係、日本社会に対して一郎(櫻井翔)に母が受けた差別、侮蔑を復讐させたい考えを、道上に語る。
ただ、「清家さんのハヌッセンはあなたか?」という質問には答えず、また「鈴木に大学時代に書いた一郎の”ハヌッセン論文”を送り付けたのはあなたか?」という質問にも否定。
一郎の背後には、まだ誰かいる印象を植え付けて、第9話が終了しました。
さて縦筋はほぼ回収ですね。
さてさて、ドラマ内の縦筋はほぼほぼ回収と言ってよいでしょう。
BG株事件の主犯格は、諸橋
今回、諸橋議員(矢島健一)は政治の表舞台から失脚することとなりました。富樫(吉岡睦雄)やその部下は諸橋に殺られたのでしょう。
雑誌記者に諸橋スキャンダルの記事を提供したのは、一郎でしょうか?
とすると、一郎の実の父である和田島(加藤雅也)はBG事件にはかかわっていなさそうです。
香苗父・兼高(渡辺いっけい)を殺害したのも諸橋
縦筋である香苗の父・兼高を殺害したのも諸橋絡みでした。
BG株事件の証拠を握り始めた為、殺害までされてしまったのでしょう。
兼高は、鈴木(玉山鉄二)と接触するタイミングで殺害されました。
BG株事件の背景をある程度知っているはずの一郎はどう思ったのでしょうか?
一郎はBG株事件に鈴木の父親が関わっていたスキャンダル記事が世に出た為、鈴木を秘書から外すジャッジをしました。
おそらく、浩子ではなく諸橋達の指示でしょう。
一郎は悔しかったに違いなく、自身の考えとは違うジャッジにさせられたのは、間違いないでしょう。
一郎のハヌッセンは誰か?
おおかた、一郎か亜里沙(田辺桃子)でしょう。
ドラマ相関図で、亜里沙の上に田所礼子(和田光沙)がいますので、亜里沙の現在が田所礼子となるのだと思います。
田所礼子の位置がどう考えても、左側ではなく、右側にないとおかしいですもんね。
亜里沙の母の名前も”礼子”でしたしね。
正直な私の感想・・
浩子は悪に見えるか?
さてさて、今回でほぼ縦筋の解明となった訳ですが、皆さんには、浩子(高岡早紀)が悪者に見えましたでしょうか?
母のルーツ
幼いころに受けた迫害を息子に復習させる
ヘイトスピーチに対する取り締まり強化
首相公選制
そもそも、香苗の父の殺害に浩子は関与していないだろうと思われます。
元夫の清家嘉和(梨本謙次郎)さえ殺害していません。
一郎の考えは、弱者救済、一強独裁、ややリベラルですが、首相公選制は憲法改正が必要で、簡単に実行できる政策ではありませんし・・・
しいて”悪”と言えば、一郎が中国人とのクオーターである事が問題ですが、バレた時点で、今の日本では、政治家生命は終焉します。
ですから、浩子が香苗から
「この国への復讐を成し遂げようとしたんですか?」
と問われ、
「そうよ」
と答えた時、余り強い”悪”を私は感じられませんでしたし、「そうですよね」と思ってしまいました。
清家の悲願
清家の悲願。
清家が書いた本の主題でもあります。
これが何なのか?
第3話の時にも書いていますが、これが壮大な”社会悪”なのでしょうか?
そうでなければ、香苗たちが一郎を引きずり下ろす理由にならないですよね。
来週以降、櫻井翔さんの気色悪い演技が目白押しでしょう!
これをお待ちかねの方も多いでしょう。
あと3話。楽しみですね。
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