その年、1番の女を見つけたくて。【オークス・優駿牝馬】

うだるような暑さで起きた水曜日。なんだよ最高気温30℃って。
俺が思ったんだから、間違いなくみんなも思ったと思う。

明日も暑いんだって。なんて教えてもらいながら、その子の家を出て仕事に向かった。
目白台からの景色もだいぶ見慣れてきた気がする。

遡ると大阪杯から予想を出していない。というか、書いていない。別にその子にお熱で出していなかったわけではない。多分。
皐月賞、春天、NHKマイル、ヴィクトリアマイル。この辺は読みとズレて取れてなかった分、やらなくてよかった気しかしない。

先週のヴィクトリアマイルはソングラインが華麗に差し切りソダシの連覇を阻んだ。
なかなか1番になり続けるのは、レディでも難しいんだな。なんて思ってみたりしたが、レディスウィークは続く。

いよいよオークスだ。

振り返ると、2年前のユーバーレーベンは取った記憶がある。
単勝2万円持ってたのかな。フローラC差し損ねからの巻き返し狙って読みどおり差し切ってくれた。
その時は東十条に住んでる子と遊んでた気がする。
屈託のない笑顔が特徴の子でいつもニコニコしてたけど、中々弱さを見せない子だった。

昨年はルージュエヴァイユか。
同じ理由でフローラC差し損ねで狙ったが、差しきれず6着だった。
歌舞伎で働く落合南長崎の子と遊んでたな。
意外と熱入れてお互い時間を共にした気がするが、いつからかパッタリ連絡のやり取りがなくなった。
「女心は秋の空」
なんて言うが、季節的にはもう夏の空が近付いてきている訳で。
その時の本命馬を思い出せば、当時の女性を思い出すのはオークスだからなのかもしれない。

さて、今年はリバティアイランドの1強ムードが流れる中迎えるレース。
2400m、約2分少々の激闘。
勝ち切る1番の女を見つけたくて。

水木の真夏のような陽射しと打って変わって、金曜から雨が降り出した。その影響がどこまでなのか。基本内から乾いていくんだがな。

では予想に。


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