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インスタに上げてた絵を振り返ってみる。

 久しぶり、ってわけでもないですけれど、絵を描きまして、ほんで、昔どんなん描いてたかなーとインスタ遡ってみようと思って書いてます。スマホ機種変とかの関係で数年前の絵は、自分のインスタをスクショ→切り取りしております。んじゃー、気楽にいきますかー。


 これ、一枚目。三年以上前?

そいえば割とこう言う構図を作るの好きです

 思ったのが、あ、編集のフィルター使えてたんや俺、ということです。不安定な土台感がありますね。
 んな感じで、次にいきまーす。

 これは模写です。原秀徳さんの『やったろうじゃん!!』と『部屋においでよ』、高橋留美子さんの『めぞん一刻』ですね。大好きな漫画です。男女の恋愛のエゴあるあるを、男バージョンが『部屋においでよ』、女バージョンが『めぞん一刻』に思えます。どちらも名作。原秀徳さんは『やったろうじゃん!!』が今の所一番好きです。ってか、模写上手いな俺、となってます、今。

 これら二枚は、高校時代の絵です。前者のクセ、今もありますね。後者はパウル・クレーの画集に魅了された時ですね。絵は独学です。中学に行く唯一のモチベが、「中学行ったら美術部行って絵の基礎を勉強したい!」やったのに何故かなくて、カナヅチなのに水泳部に入らされました。余談ですが、カナヅチでも週5でプールに突き落として「泳げ」とさせたら泳げるようになります。ちなみに俺は上半身だけでクロールしてました。

 グラフィティ的な感じですね。これも3年くらい前ですね。油性マジックの太くて硬いのに、「良い🩷」となれた時ですね。割と油性マジックは良いですよ。インク切れかけも味があります。ただ、ストック買うの忘れがち。

 こーいうケレン味あるおふざけ好きなんです。あえてカクカクさせたりとか。これは確か、「嫁がAVを見つけてきて、『おかえり🩷帰って🩷』と160kmかましてくる図」みたいなのです。よほどビデオの内容が許せなかったのでしょう。あと、嫁背高いな。

 ほぼ横顔は左向きになるの例。右向きムズイのです。手や指を意識するようになってるのかもしれませんね、この頃から。

 

SNSでの友人のアーティストに、「エゴン・シーレみたいだよ、あなたの絵柄」と教えて貰って、エゴンシーレ知らんかったのでググって特徴真似てみたんですよね。別の友人からは、「ロートレック好き?そういう絵柄」って言われて筒井康隆『ロートレック荘事件』しか知らなかったおいどんは、ググって「なるほどなー」となりましたであります。

 これは一年前くらいでしょうか。線に自信があるように見えます。それもそのはず。これ、ベンジーさんがイメージモデルなのです。構図に悩まないと線が堂々とするのかもしれませんね。けど、割と即興画家的なところもあるので、無理して、「構図から!」とはしないです。めんどくさいので。

 前職の影響もあり、画像に加工を加えるようになりました。というのも、どう頑張ってもスマホで撮った写真は、肉眼で見てる線や色を再現しきれません。そこで、まずは肉眼に近づけることを意識し、そこから更に遊んでますね。さすがに目がハートとかうさぎの耳とかの機能をつけだしたらどつき回して欲しいですけど。

 こーいうテイストのんが描けるとホッとしますし、若干内心ドヤってます。ってか、純粋に楽しいんですよ、こういうのん浮かぶと。

 これもそうですねー。左の男は▲の構図、右の男は▼の構図。▲▼、いわば凸凹コンビみたいなもんです。

 相変わらず風刺画は健在です。僕から風刺を取ることはムズイんちゃうやろか?というくらい創作の上ではひねくれてますねー。

 これ、個人的に発明なんです。描いたのは今年です。どこが発明かというと、背景の人物達の描き方です。尖らして、デフォルメすると、あら群像。

 そんな群像が踊るとこうなります。

 この辺は、蛍光ペンを加工前提で使ってます。なんか色変わるやろ、というくらいです。肉眼どおりの写真になってたら、考えすらしなかった技法かもです。

 抽象画も高校時代の頃からカラーは残ってますね。構図を改めて見ると、丸みのある線が抵抗なく描けるようになってるのかもです。

 実は最近、動物を描くようになってきました。かわいいでしょ?なんか、やわらかい世界が描けるようになってきた今日この頃です。

 とか言うてたのに、場末です。男の頬の線が個人的にはよく描けたと思います。背景の群像もしっかり細胞に取り込まれてます。す。す。す。

 どんだけタバコ好きなんでしょうか。でも、線や色はナチュラルテイストですね。

 画面使い切る、どころかはみ出して描くのはある種の快感ですね。あと、これは髪が輪郭を連想させてるだけで、頬の輪郭とかは一切描いていません。こういうのん思いついてやるのん、好きです。

 何となく引いた一線から、この構図へと発展して一枚絵にかぐや姫のたらればやifを詰め込んだ、かつ、シンプルにできた感じです。赤ちゃんはやっぱりベンジーさんの影響あります。
 というわけで、次が最後です。

 シンデレラにも見えるし、屈折した母娘関係にも見えるし、月の女神の椅子取りゲームにも見えるし、上っ面と本質みたいなんにも見えるし、現在過去未来にも見える、的な。補足ですが、ほとんどの絵は即興です。二、三枚やり直すことはありますが、割とパパーって描いてます。平均して10分くらい?じっくり描いたらどうなるんでしょうね?それこそ美術部のカンバスみたいなんで。


 んー、成長とかしとるんだろか?この記事を書いている当人には、あんま実感がないのです。けど、それがいいのかもですね。理屈でするタイプではないので。むしろ、ルール内で守破離をできた時って、たまんなく快感なんですよ。制限されたなかでこそ出てくる自由、みたいなん。

 ひとつだけ言えるなら、僕は僕の絵柄や絵が好きなんやなーと。それだけかもしれないです。でも、それってラッキーだな、と思います。創作に苦労する方々が多いのに、創作が快感ってのは、恵まれてます。しかも、絵だけではないから、割と自由にできてます。苦労というか、んーってなのは、別にこれらで食えてないことと、そのためにいつでもできるわけではないことと、エネルギー定量説あるあるくらいでしょうか。ちなみに、今一番悩んでいるのは、このエッセイのオチが思いつかないことです。なのですっと去ります。す。す。す。

 

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