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#41 施設入所後の母に起こった薬の弊害

メールの返信がなくて、心配していた82才の叔母から電話があった。
「ちょっとバタバタしてて気づかなくてごめんね~」
チャキチャキの東京弁で早口で喋るww

聞くところによると、3月に膝の手術のため1ヶ月入院予定で、その間90才の連れ合いは(要介護2)施設に短期入所する。
二人分の宿泊準備と、郵便物や駐在所の見廻り?など関係各所への手続きで大変なのだとか。

昨年の夏には、夫婦してコロナにも感染したらしい。幸い軽度で、1日だけ熱が出たと言っていた。

連れ合いの飲む薬の話しになり、物忘れの薬を飲みだしてから足がふらつくと聞き、母の経験を話した。

1.施設入所後、変更した認知症の薬によって不穏が強くでたため、抗精神薬の服用を始め、健脚でなんの不安もなかった母が、数ヵ月でよちよち歩きになり、ふらつき、膝に力がはいらず立ち上がるのに支えがいるようになったこと。

2.強力な睡眠導入剤を夕食後に服用するため、18時に就寝してから、朝まで一度も目を覚まさず眠り続け、日中は毎食後に飲む抗精神薬により、ぼうっとして寡黙になったこと。

あまりの変化に驚き、薬を止める方向で医師に相談したこと等。

その時、施設や薬について勉強した本に書いてあった。
"ひとつの薬の副作用をおさえるために、3つ薬を飲まなくてはならない。つまり、ひとつの症状に4つの薬が処方される"

今、母は認知症の薬も抗精神薬も飲んでいない。
足腰達者でイキイキ笑顔をみせてくれている。

叔母も今回の母の写真を見て、開口一番、以前の写真より若返ったねと言ってくれた。


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