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感情を感じきる方法


エゴの大好物と言っても過言ではない
「不都合な現実」を目の当たりにしたときや、
特に訳もなく急に不安に襲われて、
嫌な思考が永遠にループ、拡大されてしまうとき
泣き叫びたくなるくらいしんどいですよね。


心臓のあたりが何かにちょっかいを出されている
かのように疼いたり、鷲掴みされるようなあの感覚。


わたし自身、何度も何度も味わってきているので
気持ちは痛いほどに分かります。

この心地悪い感覚を吸引する器具があればいいのに…
と何度願ったことか。。


心が張り裂かれるほど苦しくてしんどいとき、
何がそこまで苦しくさせているのか。

それは紛れもなく、お分かりであろうエゴです。
思考です。(エゴ=思考)


思考に飲まれているときって、
信じられないくらいしんどいです。

そりゃそうですよね。
自分の意図とはあからさまに真逆なことを考え、
とめどなく不快感が溢れ、
負のループに巻き込まれているわけですから。

  • もう何ヵ月、何年も叶っていない。

  • 一生このままだったらどうしよう。

  • 音信不通にされてしまった。

  • 付き合うことはないとはっきり言われた。

  • 彼に彼女が出来た。(結婚してしまった。)

  • もう終わりだ絶望だ。

  • 決めたって何も変わらない。

  • 叶えたいだけなのに叶わない。

  • もうどうしたらいいか分からない。

  • 辛い苦しいしんどい助けてほしい。

このような思考がわらわらと脳内を占領してくる。
こういう経験、一度はあるのではないかなと思います。

どうしようもなく不安や恐怖に襲われたとき、
その思考からスッと離れることを全力でおすすめしていますが

それが難しいんだよ!
と言いたくなりますよね。

そのやり方が分からないんだよ!怒
と言いたくなる気持ちも本当に分かるんです。


こういうとき、
その感情を感じきれ!とよくいわれていますよね。

無理に思考を押さえつけるよりも
その感情を感じきってしまった方が
心がすっきりすることって実際にあります。

でも「感じきる」が分からない。
感じきろうとしてるけど永遠に思考が湧いてきて
終わりが見えなくて疲労困憊。
なんてこともあるのではないでしょうか。

そんな時、どんな風に対処していけばいいか。

ひとつの方法として、

思考ではなく、感情(心の状態)に意識を充てて感じてみる。

ということをしてみてください。

感情を感じきろうとするとき、
わたしたちは感情そのものではなく、
湧き出てきた思考に目を向けがちです。

このまま叶わなかったらどうしよう…
という思考(エゴ)が出てきたとき、
そのエゴに向き合って、

叶わなかったらどうしようって思ってるんだね。
辛いよね。
何を思ってもいいよ。
など、自分に寄り添う方法があります。
これが出てきた思考に目を向けている状態です。

もちろんこれはこれで大正解。
どんな自分も受け入れることになるので
自愛と言えますよね。


でも、どんなに受け入れ許しても、
苦しさが拭えず心が限界になってしまったときは
思考(エゴ)に向き合うことは一旦ストップし
感情に目を向けてみてください。

感情というのは、思考や言葉を用いていないもの。
ダイレクトに心が感じている感覚です。
冒頭に書いた、これです。

心臓のあたりが何かにちょっかいを出されている
かのように疼いたり、鷲掴みされるようなあの感覚。

この心のモヤモヤにだけ集中してみるんです。
感じるんです。


思考(エゴ)は、感情を元に出てきます。
スルーできるレベルのエゴなら放置でいいのですが
なにをやってもエゴの力が勝って苦しいときは
心、感情にフォーカスしてみる。

心、感情にしっかりと意識を向けている間って
不思議とエゴが静まったりします。

何も考えず、ただただモヤモヤを感じ続けてみる。
そうすると不思議とその心地悪い感覚がだんだんと
小さくなっていきます。
心がニュートラルな状態に戻ったら、
「感情を感じきる」完了です。

エゴと真っ向から向き合って、
寄り添って、受容して、許して。
それで心が安心感に包まれるときもあります。

けれど、歯止めが利かないほど心が悲鳴をあげているとき。
そんなとき、エゴと真剣に向き合っても
余計しんどさを膨張させてしまうこともあるんです。

思考と思考で向き合っても、反発するだけのときもある。
そんなときこそ、思考の根っこである感情に
ダイレクトに焦点を充ててみてください。

その感情は、本当は良いも悪いもないただの感情です。
わたしたちを1番苦しくさせているのは、
感情よりも、感情によって湧き出てきた思考
なんです。

叶わない。
無理かもしれない。
という否定的な思考が苦しさに直結しています。

思考ではなく、感情を感じることに徹した方が
実は苦しさも少ないはずです。

難しいことはなにもなく、
ただ、心の状態を感じてみるだけでいいです。
思考と会話したり、あれこれ解決策を考えて
試行錯誤しているときよりも、
遥かに心は楽な状態に流れていくかと思います。

感情を感じきる。
合う方は取り入れていただけたらと思います^^

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