MVVを社内に浸透させたいワケ

今年度より、評価制度に大きな変化があった弊社。
昔は定量面=営業数字で昇降格が決まっていましたが、
現在は「人物面」といった定性的な項目も評価対象に。
※その項目は、行動指針とリンクしています

その理由は、
"人を育て、顧客が育ち、事業を育む"
というワードがビジョンに入っているから。

弊社では、行動指針=ビジョン実現の手段、と捉えています。
ビジョンを叶えるためには社員一人ひとりが人物面を養い人として育つことで、顧客の企業成長に繋がるようなビジネス展開及びそれぞれの仕事を全うし、初めて自分たちの事業も大きくなっていく。

ということで、このビジョンと行動指針の立ち位置や、人物面を育むことの重要性を社内に浸透させていかなくてはなりません。

冒頭の「なぜ、MVVを浸透させたいのか」について。
大きく2点あります。

01. 相手あっての"働く"だから
02. 個を高めてキャリア形成してほしいから

相手あっての"働く"とは

そもそも『仕事』とは自分以外の誰かがいるから成立するものですよね。

自分の持っている強みや価値と、相手の課題を等価交換すること=仕事であると考えています。どちらかのバランスが崩れた場合、詐欺やボランティア(趣味)になってしまうため、仕事ではなくなるのです。

法人個人ものづくりなんでも良いのですが、最終的には自身が働いた先にエンドユーザーが存在します。

とするならば、根底には価値提供する側 ⇔ 期待してお金を払い、価値を享受する側の間に一定の『信頼関係』があることが前提です。

-『信頼』って何から生まれるの?

その答えが、人間力だと私は思っています。
周りを見渡した時に、下記のような方はいませんか?

・常にポジティブでチームを明るくする人
・レスポンスや行動スピードが速くて評価されてる人
・異なる意見も肯定から入るため意見が集まりやすい人
・問題が起きても冷静でいられる人

これらはスキルでもなんでもなくて、スタンス、心がけといった意識1つであると思うのです。『仕事とは誰かと協働している』という感覚を持ち、『得意と課題を等価交換することがビジネスの基礎』だと定義するならば、専門スキルだけ高くてもダメなのです。

信頼関係があるから継続して仕事を頂く、何かあった時に相談してもらえる、あなたが言うなら・・・と思ってもらえる。私は弊社の社員がお客様からそのように感じて人間性を評価してもらえることを願っています。

個を高めたキャリア形成とは

私はこの会社に入って2社目ですが、自分より後に入社した年下の社員は、「3社目です~」と言っている光景なんてざらにあります。転職も当たり前のご時世、大事なのはポータブルスキルなんじゃないかと思うのです。

去年あたりから常にキャリアデザインが頭にある私は、市況感を知りたい&選択肢を常に持てるようにするため、他社人事の方とお話する機会をつくっていました。その時に印象に残ったのは、「もう一度やり直すとしたら、どのように行動しますか」や「具体的に何をしてこの成果に行き着いたんですか~」というような”プロセス”を見るような問いが多かったことです。

もちろん結果が出ている人間の方が望ましいと思いますが、

どこにいっても活躍できる人材
=経験によって得た知識の汎用性や再現性を持っている

という持論が生まれました。

弊社の行動指針、人物評価の項目はスタンスを問うものだけではなく、冒頭でお伝えしたポータブルスキルも含まれています。

例:考える力(課題を抽出して、具体的な解決策を見出すことができるなど)。解決力(自分で自己解決できる)/先を見据えて、リスクを考慮したうえで、スケジューリングや行動ができている etc..

弊社で昇格してほしい、評点を上げてほしいから、というのももちろんですが、皆がこれらのポータブルスキルを磨いて日々の業務に当たったら、すごいパフォーマンスが出るんじゃないかと思うんです。

むしろ、これらの項目を抜きにしてどうやって成果を出すのかイメージがつきません。笑
もし考える力がないトッププレイヤーがいたら、それは運なのでは?と思いますし、部下がずっとこの人についていきたい!と思うのは至難の業な気がします。

以上2点の理由から、私は弊社で働く全ての人が、特にこの浸透PJTメンバーの皆には、徳を積んで周りから信頼され、愛されるビジネスパーソンになってほしいと思います。

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