税理士になるまで#2前提

はじめに

私は大学2年の春に、税理士試験に挑戦することを決めた。
LECには、たまに簿財に合格した先輩が来られ、体験談を話してくれた。

メモしないと、自分がどんな勉強をしていたかあまり思い出せなくなるそうだから、ここに残しておこうと思う。

まず、初の試験を終えた一週間後の月曜日に、この記事を書いている。
もちろん、試験の結果はまだわからないし、手応えのない科目もある。

また今回は勉強内容ではなく、どういうスペックで、どんな制約を設けて勉強していたかということについて話す。

スペック

・駒澤大学(指定校)
・大学受験の経験なし
・中学のテストは殆どノー勉&下位常連(80~90位/100人程度)
・高校のテストは殆ど一夜漬け(10位以内/30人程度)
・商業科出身、簿記2級保持(ブランク2~3年あり)

まあ、勉強から逃げてきた人ということだ。
まともに勉強した記憶を振り返っても、高校時代に受けた検定の時くらいしか思い浮かばない。
それも、大学受験を乗り越えてきた人の努力と比較すれば、足元にも及ばないだろう。

決めていたこと

・スマホは必要な時以外、使わない。
・アルバイトはやらない
・ゼミには入らない
・サークルには入らない
・税理士受験生である事は限られた人にしか言わない。

意識せずに使用すると、スクリーンタイムが10時間を超える事も多々あるくらい、私はスマホ依存症だ。

そのため、病院の領収書をメールで送ったり、仕送りのお礼に電話を掛ける時以外、スマホはタイムロッキングコンテナに入れ、封印していた。

代わりにApple Watchを購入し、回線契約をした。
iPhoneの電源がなければ、LINEやメールの通知は来ないものの、電話だけはきちんと使える。

基本、本当に大事な用がある人は電話を掛けてくるので、単体でも十分すぎるスペックだった。

また、マップも駅の出口まで教えてくれるのに加え、タイマーやアラームといった、必要最低限の機能は充実していた。

LINEは、勉強用のiPadを通じて使用していた。
「iPadがあるなら、スマホを封印する意味はあるのか?」と思うかもしれない。
iPadは意外と重量があり、かつ文字入力に時間を要するため、勉強時以外は、殆ど触らなかった。

アルバイト・ゼミについては、私の性格を鑑みて控えることにした。
仮に不合格となったとき、「あの時シフトを入れていたから~」「あの時発表の資料を作っていたから~」と、すぐこれらを悪者にしそうだったからだ。

サークルは、軽音サークルの件で腹一杯になったので、入らなかった。

税理士受験生であることを周りに言わなかったのも、自身の性格を考慮してのことだ。

私は人に話すと、それに満足して続かなくなってしまうタイプの人間だ。
だから敢えて、勉強中であることは中学の親友1人と、高校の同級生1人(試験後)にしか打ち明けなかった。

もちろん、家族にもこのことは話していない。
大好きな祖母も「資格の勉強をしている」ということしか知らないし、興味が無いのか、それ以上聞いてこない。

予備校の受講料も、1年後期から始めたアルバイト代で何とかした。
4時間×週4勤務だったが、慣れると案外苦ではなかった。

このような形で、ノンゼミ・ノンサー・ノンバイトの、試験勉強さえしていなければフリーター同然の貧乏老け顔大学生が出来上がった。

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