秋春制について考えてみた②
トップ画像は昨年4月の札幌ドーム
今回は秋春制移行でのメリットを見ていこうと思います。
参考↓
Jリーグが示しているメリット
大きく以下の6つ
① 暑い中(6~9月)での試合数の減少
② シーズン中の「編成変動」回避
③ 移籍関連
④ ACLとのシーズン一致
⑤ 試合日程
⑥ その他
①夏場の試合はきついよね
①については理解できます。本州の夏は気温湿度ともに北海道では考えられないくらい高いです。
この中で試合を数多くこなすのは選手にはきついことでしょう。高いパフォーマンスを維持できないことでのサッカー自体の魅力減少や高い強度を保つことが難しいのもわかります。
②③④出るは容易く、入るは難く
②は、シーズン中に移籍されて当初考えていた編成ではシーズンを戦えなくなることですが、これは③の移籍とも関わります。
欧州とシーズンを合わせることで移籍がしやすくなる、または移籍加入がしやすくなるとのことですが、そもそもJリーグのレベルや魅力がなければ移籍してくる選手が増えるとは思えません。シーズン中の移籍は欧州でも行われており、シーズン途中の編成の見直しは今後も有り得るのでしょう。
シーズンを合わせただけでリーグのレベルが上がるわけではないですし、Jリーグを「アジアで圧倒的なリーグにする」ことに直結するものではないと思います。
③は、移籍しやすくなることは選手にとってはよいことではありますが、チームがしっかりと移籍金を取れるようにならないと、逆にリーグの弱体化につながりかねないものではないでしょうか。これはチームの経営陣と選手どちらも理解していかないとならないので、難しそうな問題だなと思います。
④はその通り
⑤日程は・・・?
⑤は、移行前と移行後のカレンダーを見比べると、試合開催期間が短くなっていると思うのですが、それだとウィークデーに試合を組むことが増え、タイトな日程になるような気がします。それはメリット…?
⑥は中身が見えないので割愛
メリットはみんなに対してじゃない
チームや選手にとってのメリットはありそうだけど、そのメリットを受けられる側とそうでない側でとらえ方が変わりそうではあるなと感じます。
サポーターにはメリットはなさそうですね。逆に寒い中での観戦が増えるのでデメリットが大きいかなと思います。
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