2013年以降、上階から下階への漏水勃発!
なかなか大規模改修の核心に迫れません。大規模改修の一部始終だけにフォーカスしたいのですが、とにかくそれ以前の2012年以降、あまりに多くのことが起こったから。
どんなことが起こったかというと、こんなこと。
・給水管の劣化による上階から下階への漏水あちこち
・給水管の劣化を解消するための給水管更新工事
・と、その更新をめぐる訴訟
・エレベーターの更新工事
ちょっと震えます。
そしてこれらは後に大規模改修を準備する中で、“マンションに現に住まう区分所有者”同士の、疑心暗鬼や腹の探り合いにつながっていきます。
そういうわけで、大規模改修の話に入る前に、上記のことももうしばらくお話しさせていただければと思います。
少し話がそれますが、マンションを所有されているすべての方に。
もし上記のようなことがあなたのマンションで起こったとしたら、それらはすべて「あなた」にかかわることです。たとえ運よく、自分の専有部に関係なかったとしても。
マンションの劣化は建った瞬間から始まっています。なのでとても残念ですが、自分が買ったマンションにもいつかは何か起こる、ということ心に刻んでおいてほしいと思います。そこに人が住んでいる限り、色んなことが起こるし、それは常にハッピーなことばかりではない、ということも。
いま私の手元には、転居してきて以来開催された理事会や総会の記録、大規模改修にまつわる記録や書類がすべてあります。積み上げると優に30センチを超えるのではないでしょうか。
初期のころの記録を紐解いてみると、転居してすぐのころから冒頭でお伝えした上階から下階への漏水があったことが伺えます。
私が転居してきたのは2012年の春で、ちょうどマンション運営でいうところの新しい期が始まったばかりでした。年に1回開催される通常総会は、約1週間前に終わったところでした。
そして2013年になると給水設備の劣化から、上部階から下部階室内への漏水が相次ぎました。天井のシミや照明設備の水たまりなどで気づく場合が多く、区分内でのカビ発生など、より深刻なケースもありました。
私の区分では漏水は起こらず、ゆえに私も少し他人ごとのようにこの騒動を眺めていたことは否めません。
いま2013年の理事会の議事録を読むと、この時はエレベーターを更新しようとしている直前でした。しかし漏水はあちこちで発生し、そのたびに保険を使った調査や処置が行われました。原因はどれも給水管設備の劣化なので、漏水箇所は今後ますます広がる恐れがありました。
理事会はトータルの判断からして、エレベーターの更新ではなく、給水管設備の更新を優先することを検討し始めました。2013年の理事会の議事録を確認すると、第1回の理事会には修繕委員会の記録はありませんが、第2回の議事録には突如修繕委員会が登場します。そしてこの時の委員にはK氏が名を連ねていました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?