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Doomのゲームプレイを楽しくする様々なMODを試してみよう

前に書いたDoomの紹介記事で、わたしは”今のDoomには、ゲームプレイをより楽しくしたり便利にするようなMODがたくさんある”と言いましたが、今回はそういったMODを紹介していきます。
なお、今回の記事で紹介するMODはほぼすべてのゲームプレイMOD(武器やモンスターを変更するMOD)と併用可能です。

Damnums

敵にダメージを与えた際に、ダメージ量を表示するMODです。
BorderlandsなどのFPSに出てくるダメージ表示と似ています。
設定から、ダメージ表示の数字のフォントや色を選択することもできます。
まだ慣れていない武器MODを使っているときに”この武器は本当に効果的なのか?”と疑いながらモンスターを撃っていたことは皆さんもあると思いますが、このMODがあると、敵にダメージを与えているのがはっきりわかるのでゲームが楽しくなります。また、一部のMODにある”攻撃力上昇”アイテムをとったときに、効果が一目瞭然になるのも良いことです。

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TargetSpy

敵のHPバーや、残りHPの数値を表示するMODです。
HPバーが表示されるので、自分の攻撃が敵の体力を削っているのをより体感しやすくなります。体力が高いサイバーデーモンなどの敵と戦っているときに、”こいつは一体いつになったら死ぬんだ?”みたいな気分になった人は結構いると思いますが、このMODを使うともうそのような不安からは開放されます。
ほかにもこういったMODはありますが、このMODは文字だけでHPバーを描画するのが特徴です。そして、設定で本当にさまざまな要素を調整することができます。色やフォントはもちろん、HPバーを構成する記号や文字を変えたりすることもできます。

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Autoautosave

Autoautosaveは、オートセーブを自動的に作成してくれるMODです。このMODは、何かの条件を満たしたときにセーブを作成します。これは設定から変えられ、条件には
*敵のグループを全滅させたとき
*敵のグループに発見されたとき
*ボス(体力が大きい敵)を殺したとき
*キーを拾ったとき
*体力やアーマーアイテムを拾ったとき
*シークレットを見つけたとき
*X秒が経過したとき
など、様々なものがあります。これらの設定を自分の好きなようにONOFFしていくことによって、自動的に理想的なタイミングでセーブを作成してくれるというわけです。また、
*セーブしたX秒後はセーブしない 
のような設定項目もあるので、ガンガンセーブが作られすぎてうざったいというようなこともありません。
このMODは、はっきり言ってとても革新的なMODです。このMODが出る前までは、プレイヤーたちは自らクイックセーブキーを押してセーブを作成していく必要があり、なかなか面倒でした。もしセーブを忘れてしまっていると、死亡時には5分や10分前の状態に戻されたりするので、やる気を失うこともありました。このMODがあれば、もうそんな心配からは開放されます。

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Damage Direction Overlay

受けたダメージの方角と、その量を表示してくれるMODです。
このMODがあれば、後ろからチェインガンナーにバンバン撃たれてるときでもすぐにそれを把握することができますし、サイバーデーモンのロケットを食らったときのダメージの大きさを視覚で理解することができます。
実はバニラでも、Doomguyの顔がダメージを受けた方向を示してくれますが、このMODのようにはっきりとしたものではないので、やはりこのMODは便利だと思います。
また、設定からフォントや文字の大きさを変えることができ、特定の方角から攻撃を受けたときのみ表示するといったことも可能です。

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Champions

Championsは、モンスターに様々な特殊能力を与えるMODです。
作者はThe Binding of Isaacに影響を受けたと言っており、あのゲームのように普通とは色が違う、強化されたチャンピオンモンスターが出てきます。
赤は体力二倍、オレンジは死んだ際に爆発を起こす、水色は周囲に風を起こす、藍色は死んだ際に2つの敵に分裂する、金は周りの敵の防御力を高くする・・・ といったように、色によって持っている特殊能力が違います。
この記事のほかのMODと同じように、このMODはほぼどのモンスターMODとも使用可能なので、難易度が足りないなあと思ったときはこのMODを使ってみると良いかもしれません。
設定から出現確率やエフェクトの設定などが可能で、能力を示すアイコンを敵の頭上に表示することができるので、色盲の人も安心です。

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Nash's Gore Mod: Vengeance Edition

これはDoomのゴア表現をより激しくするMODです。
こういったMODは他にもありますが、このMODでは高解像度のテクスチャを使わず、Doomの雰囲気を崩さないようにしているのが特徴です。
作者がアップロードした動画を見てくれれば分かる通り、倒した敵から血がしばらく湧き出たり、高いところから落ちた敵から血が飛び散ったり、天井に潰された敵の死体から肉が伸びるなど、他のMODにはあまりないような演出がいくつも入っています。
設定からモンスターから出たゴアオブジェクトを消すキーをバインドすることもできるので、ゴアMODを使ったらGZDoomが重くなって困る!という経験があった人も安心です。
このMODは記事を書いている時点(2018/12)では開発中なので、今後さらに要素が増えるかもしれない、期待のMODです。

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オートロードの方法

こういった他のMODとも互換性があるMODは、いつでもGZDoomに読み込ませておきたいことが多いですが、毎回これらのMODをGZDoomにドラッグ&ドロップするのはなかなか面倒です。そういった人のために、ここにオートロードをGZDoomにさせる方法を書いておきます。
今回は解説を簡単にしたいので、楽な方法を書いておきます。

まず、GZDoom.exeがあるフォルダに自分が使いたいMODを置きましょう。
そして、そのフォルダにあるgzdoom(ユーザー名).iniを開いてください。
Windowsデフォルトのメモ帳だと表示が変になるかもしれないので、NotePad++ のようなテキストエディタをつかうのをおすすめします。開いたら、検索機能を使用しGlobal.Autoloadで検索してください。
そして[Global.Autoload]の直下に、

Path=$PROGDIR\(MODの名前)

と言った感じにオートロードしたいMODを書いていってください。大文字と小文字を間違えないように気をつけ、拡張子も忘れないでください。

一連の作業を終えてGZDoom.exeを起動し、Iniファイルに自分が書いたMODがちゃんとロードされていれば成功です。

終わりに

Doomにはさまざまな楽しいMODがあるというのを周知したかったので、この記事を書きました。これ以外にもDoomのMODはまだたくさんあるので、この記事を読んでDoomのMODに興味が出たのなら、みなさんもぜひZDoomForumにいってMODを漁ってみましょう。
また、もしDoomやMODの導入方法などでわからないことがあったら、私達のDoomJP Discordサーバーで質問をすることもできます。

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