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「冬を手向ける」

  冬の光が

  愛を受け取るように ひんやりを集めて

  私の肌に声をかけてくる

  冬の凛とした厳かな佇みの背景の光たち

  「もう十分がんばってきたよ」と声がする

  時代にも運良く透明と虹の風が吹いて

  バイオリンの燦然も読み取れるようになった

  「私は十分に素敵で素晴らしい」

  冬は厳しい背中を魅せるけれど 温もりを

  嫌というほど秘めている もうそんな想いは

  いらないね

  ただ 目の前に表れる様を

  ただ 愛してゆけばいい

  

  

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