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6歳のヘアドネーション

3歳の七五三以来、髪の毛を伸ばし続けてきた娘が、先日ヘアドネーションにチャレンジした。

きっかけは7歳の七五三

腰のあたりまで伸びて、「髪の毛長いね」といろいろな人に言われていた娘だが、小学校に入ってから「切りたい」と言うようになった。

仲良しの友達が髪を切った影響かもしれないし、面倒になったからかもしれない。「七五三が終わったら、もう切りたい」と宣言された。

子どもの繊細な髪の毛はとにかく絡まりやすく、丁寧にトリートメントをしたり、念入りにドライヤーをしたり、私自身の髪の毛よりもお手入れを頑張ってきた。

髪の毛のあれこれに費やす時間が多く、大変ではあった。でも、ロングヘアがとても似合っていた。抱っこしているときなどにふわっと香ってくる娘の髪の毛の香りも母としては好きだったし、それに、編み込み・ツインテール・おだんごと、ヘアアレンジも楽しかった。

日々のお手入れにかける苦労は仕方ないだろうと思っていたので、切ってしまって、ロングの少女らしい雰囲気の娘を見られなくなってしまうのは、母としては少し残念ではあった…しかし、本人の意思は尊重するべき、とバッサリ切ることに。

ヘアドネーションは母の希望

ヘアドネーションは私の提案だ。ヘアドネーションは頭髪に悩みを抱えている18歳以下の子どもたちに医療用ウイッグを無償提供している団体へ髪の毛を寄付すること。

髪の毛が長くなるにつれて、「いつかできたらいいなぁ」と密かに思っていた。黙って娘の髪の毛を提供するのは何となくよくない気がするので、娘に話してみた。

「えーなんか怖い」というのが第一声・・・

そこで、娘には「この髪の毛は、いま病気で困っている人たちの役に立つんだよ。それに、いつか私たちも病気になることがあって、薬で髪の毛が抜けることもあるかもしれない。もしかしたら、自分の役に立つこともあるかもしれないよ」と伝えてみた。

「そっか~」と納得できたようなできていないような?感じだったが、娘の同意もOK。

ヘアドネーションは31cm以上から!

ヘアドネーションに髪の毛を提供するにあたり調べると、JHD&C(ジャーダック)に行きついた。

髪の毛の長さは「31cm以上」ないと受け付けてもらえないらしい。

この「31cm」はショートヘアのウイッグなんだそう。半分に折ってウィッグにするみたい。31cmあってもショートであることにびっくり。

※詳しくはJHD&Cホームページ https://www.jhdac.org/hair.html

美容室は、普段行っているところにお願いして、切ってもらうことにした。ヘアドネーション賛同サロンではないので、ホームページにあった「ヘアドネーションの方法」というPDFを印刷して持参し、美容師さんにお渡しすることに。

その他、下記のものも持参。事前に美容室に確認するといいかもしれない。

・ジップロック(帰りに髪の毛を入れて帰る袋)

・裁縫用メジャー(実際に31cmないと受け付けてもらえないから、測ってもらいながら切るため)

※ヘアドネーション賛同サロンもあるみたい!検索ページで近くの美容室を調べられます

あと、気を付ける点は、ヘアドネーションをする髪の毛は濡れていないことが条件。カビが生えやすくなってしまうから、とのこと。

いざ、美容室へ!

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美容師さんに髪の長さを見てもらうと、後頭部はバッチリ31cm以上あったが、顔の横部分は31cm切ってしまうと、かなり短くなってしまうことが判明・・・

娘の希望は「肩くらいまで」。顔の横にある髪の毛の長さに合わせると、あごよりも短くなってしまう。

そこで、顔の横の髪の毛は今回ヘアドネーションには出さないことにし、後頭部の長い部分だけにすることにした。全部出さなくても大丈夫!

毛量多めの娘なので、後頭部の束だけでもまずますの量に。

腰まであったロングヘアは、丁寧にカットしていただき、肩より少し上のボブに。見慣れていた娘の姿が一気に変わって、じーーーっと見てもすぐには慣れず・・・でも、とても似合っていて、少しお姉さんになったように感じた。

娘は「かわいい・・・!」と大喜び。かわいく切ってもらえてよかったね。

ヘアドネーションの髪の毛を発送!

ヘアドネーションをした後は、JHD&Cへ送付。

準備に必要なものは、ホームページにあるドナーシート。ただ、こちらは任意のよう。また、返信用封筒(切手も必要)も同封が必要。

さらに、発送の際は追跡機能のある送付方法で発送することが推奨されている。私はレターパックライトにて発送。

なお、今回かかった送料などは自己負担。ボランティアですから。

ヘアドネーション受領証が到着!

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発送してから1~2週間ほどで、JHD&Cから受領証のシールが届いた。

シンプルにシールだけが封筒に入っていた。無事に到着して受領していただけて安心!


現在、291人の子どもたちがウイッグを待っているらしい(2021年11月17日時点)。

娘はまた髪の毛を同じくらいまで伸ばして、もう一度寄付したいと言っている。次は何年後になるかな?頑張って伸ばしてほしいな。

もし、髪の毛が長くてこれから切ることを考えている方には、ヘアドネーションという選択肢があり、自分の髪の毛と送料(400円程度)をプラスしたくらいで医療用ウイッグを待っている子どもたちのためになるという方法を選んでいただけたら嬉しいなと思う。

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