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2019.7.28ファンティエットの白い砂丘

4日目、いよいよ社員旅行最終日です。この日は朝食を終えてから午前中が自由行動だったので近くで、小森さん(ベトナムNewsの進行)とバイクをレンタルして、40km先にある白い砂丘へ向かうことに。

途中で市場などを横切り、片道約40分という結構な距離の移動でした。行きにガソリンを40,000vnd分お願いしたものの、店員さんが30,000vndと聞き間違え、まぁ足りるでしょうと走り出したものの、ガソリンを入れてもガソリンメーターは上がらず、どうやらこのバイク少々壊れていた模様。深く気にせずGoogleマップを頼りに白い砂丘を目指しました。

前半は進む方向をやや間違えたものの、途中で2日目に見た赤い砂丘を横目に道なりに行くとだんだんと砂の色が白っぽいゾーンへやって来ました。

走り出して半分くらいした坂道で、途端に減速するバイク。
「ガソリンあるはずなのにやっぱり壊れてるねぇ」なんて話をしつつ、一度後ろの私が降りてエンジンを入れ直すと再びすぐ走り出しました。
さすがに目的地までまだあと20分以上あるこんなところからは歩けないし、なんとかヒッチハイクするしかないなぁ、なんて思いましたがそんなこともなく一安心。

ひたすら一本道を進んでゆき、ついにそれっぽい雰囲気になってきました。

確かに白いです。

この白い砂丘が見えてからも更に五分ほどバイクで進み、ようやく数台の車が泊まりに移動式カフェもある入り口らしき場所を発見。特に入場料とかはかかりませんでした。

裸足でも砂が熱くなかったので、カフェにサンダルを置かせてもらい進んでゆくと結構な強風が吹いていました。

ヨロヨロ…

丘の上へと進んで見ると、細かな砂混じりの向かい風がゴオゴオ音を立てて吹いてくるのでなかなか目が開けられません。

上に行けば行くほど砂粒がたくさん当たり歩きづらかったのですが、その分景色は素晴らしかったです。

誰、、、。

この白い砂丘で最も感動したのは、登って行く時に傾斜が緩やかな左側を歩いていたんですが、上の方につくとちょうど山折りになっていて右側は少しだけ傾斜がキツめだったんですが、

このように左は風が常にビュンビュン吹いているため風紋で足跡もすぐ消えていきますが、右側へ降りてみると音がサーーーと止んだのです。
砂は舞っているのですが、風の音はなくシャラシャラと砂が歌うような音が微かに聞こえる程度。とても穏やかで幸せな時間を暫く座ってボンヤリと味わっていました。

贅沢な時間を独り占めした後は、先に引き返していた小森さんを追いかけて再び風の強い側へ。頂でもTheta360。

振り返ると海です。

本当に運良く、ジープのツアーは休みの時間だったようで真っ白な大地を貸切状態で楽しめました。この時間にもっと浸っていたかったのですが、13:00にはバスが出発すると聞いていたので名残り惜しくも引き返すことに。

小森さんが撮影してくれていた私。ぽつん。
地球から見たら、私も小さな砂一粒みたいなものです。

再び移動販売のカフェの所まで戻り、飲み物を飲んで10分ほど休憩。カフェの中も風はビュンビュン。

素敵な新しい記憶をありがとう、白い砂丘。

とても素晴らしい砂漠を見れて感動でした、ちゃんちゃん、、、で終わらないのがこの私。この帰り道に本当に大ハプニングが起こりました。

バイクで来た道を20分ほど戻ったところで電話が鳴り、ニーちゃんから「どこにいますか?」と。今、白い砂丘を見て帰ってるところだよと伝えると「もうバス出ますよ!」とな。
えええええ!一時じゃないの?と聞くと、なんと11時チェックアウトでランチは別の場所へ行き、その後ホーチミンに戻る予定だったんだとか。とりあえずひたすら戻るしかないので運転手の小森さんにそのウマを伝えあと5分ほどでホテルに着く!となった瞬間にバイクの調子がおかしい…というか遅い。
このままでは徒歩ともさして変わらない速度となったので、行きと同様に私が一度降りてエンジンを入れ直すも今度はエンジンがうんともすんとも言わなくなりました。私は降りて走り、小森さんもバイクを押したらエンジンを何度かかけ直すもやはり駄目。
まぁ、最悪は列車で帰ることになるのかな?なんて呑気に考えつつも、300mくらい走ったところにあった駄菓子屋さんの前に簡易ガソリンスタンドを発見。追いついた小森さんのバイクにガソリンを入れ、再び走り出すことに成功しました。
やはり行きに40,000vnd分ちゃんとガソリン入れてもらうべきだったね〜なんて話しつつようやくホテルへ到着すると、、、

バスが一台もない!!!

はい。見事に置いて行かれてました。笑笑 
まぁ、ないものを嘆いても仕方ないのでとりあえず各々部屋の鍵を持ちっぱなしだったので部屋へ行くと、鍵が開かなくなっていましたが心配なので掃除のおばちゃんに頼んで開けてもらうと、一応まとめて置いた私の荷物はそのまま部屋に残っている状態でした。自己責任という言葉がしっかり浮かびます。
ちゃんと確認して本当に良かった。
その後ロビーで小森さんと再合流し、バイクを返しに行ってから、なんとかランチの集合場所に滑り込むことができ無事にバスに乗って帰ることができました。

帰りのサービスエリアでは今回の旅行で仲良くなったベトナム人に可愛いムイネー土産をいただき、必要以上に想い出深い社員旅行ができました。
白い砂丘にはまた必ず行きたいです。できれば今度は安全なジープで。笑

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