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不思議食感 おわら玉天 〜富山のお菓子〜

富山に行ってきましたよ。
富山にはステキなお土産がたくさんあって、選びきれませんでした。胃が4つあれば全部買いたかった…
後ろ髪をひかれつつ、気になる度の高いものを選びました。

今日ご紹介するのはこちら。
林盛堂本店さんの「おわら玉天」です。

美しい正方形のお菓子が箱にきちんと並んでいます。
「おわら玉天」は富山市八尾町で300年以上続く「おわら風の盆」に由来するお菓子です。
玉天を包む紙には「玉天」という文字が書かれています。これは「世界のムナカタ」こと版画家 棟方志功の手によるもの。戦時中棟方が富山の福光に疎開したご縁でデザインされたのだそう。

ではひとついただいてみます。

包装紙をめくったそのビジュアルは、厚焼き玉子を彷彿とさせます。
一口かじると
!?
ふんわりしゅわっと不思議な食感です。
私はフレンチトーストのように感じました。

「おわら玉天」はまず、砂糖と寒天を煮詰めたものを卵白と一緒に泡立てます。一晩冷やし固めた後、正方形に切り出したものを卵黄とみりんを混ぜた生地に浸して焼き上げます。
火加減と焼き加減で食感が変わるらしく、職人技が求められる作業です。

保存料、添加物が入っていないため賞味期限が短い。しかし、余計な材料が入っていないことで味わいはやさしく、雲に包まれているよう。
このお菓子を買うために富山を訪れたくなる一品です。

林盛堂本店さんの商品紹介ページはこちら。


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