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【読書ログ】VR for BUSINESS

VR for BUSINESSを読んだ中で感じたこと。

出版されたのが2017年の3月なので状況が変わっているかもしれません。

VR体験を成功させるコツ

最近はVR体験施設も増えてきましたが、周りの環境によっても没入感の度合いは変わるようです。中でも参考になったのは、VRコンテンツの中に何かのイベントを埋め込むという事です。この中でのイベントは自発的にやらないといけないもの、例えばコンテンツ中に何かをアイテムを集めなければいけないイベントなどを取り入れる事で、没入感を高めるという工夫であり、エンターテインメントのみならならず、ビジネス分野でのVR活用でも役に立つテクニックであると感じました。受け身だと良くないという事ですかね。

VRに向いていないこと

VRは確かに素晴らしい技術ですが、向いていないこともあります。これは技術の問題なのですが、飲食にかかわるVRは難しいそうです。食べているものとVRで見ているものが違う事によって、錯覚を起こさせる研究はよく耳にしますが、嗅覚や味覚のVRデバイスが少ない今、VRでしてもさほど効果は感じられないということですね。後は、VRでしかできない表現を殺すコンテンツも向いていないと思われます。何でもかんでもVRコンテンツにすればいいという訳ではない。今はVRコンテンツ一つ作るだけでも相当お金が掛かってしまうし、そこは吟味しなければならないという事です。

VRリテラシーを考慮する

普段VR使う人たち、あるいはデベロッパーであれば、VRを使う事に何の違和感を抱くことはありませんが、主にVR体験をするのはVRを知らない人や、ほんの少ししか触れたことのない人です。だから、VRコンテンツを作るときはその人たちの立場に立った作りをしなければならないという事です。消費者目線でモノを作れというのに似ていると思います。そこで必要になるのが、リテラシーの補足説明(システムの簡単な仕組みとか)だったり、VRを使う事によってできる事のサンプルだったりします。



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