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【読書感想】『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』伊藤かよこ著

著者は鍼灸師です。

子どもが寝たらほっとする。早く寝て自分の時間が欲しい。私はそう思っていました。昼寝をさせても30分もしないで起きたら、がっかりしました。でも1時間以上寝ていたら、夜寝ないのではと不安になりました。毎日は寝るか寝ないかとの戦いのようでした。

そんな過去を振り返り、この本を読むと反省する事も多かったです。
この本を100%出来るとは思えませんし、子どもによってやり方は違って当然と思うのですが、こういう方法もある事を当時知っていればと思います。

私の子供たちは桶谷式母乳育児の方法を取り入れました。3時間おきに授乳をする、夜中も3時間をあけない。断乳の日は歩きだしてから、その日を前もって決めてその日が来たら、きっぱりと母乳をやめる。泣いてもおっぱいにはさわらさない。前もって、断乳の日を子供に話しておく。など、完全には出来ませんでしたが、3人ともその方法をほぼやりました。ミルクは使わず完全母乳だったので、それは私以外誰にも代わりはできなかったのです。

前置きが長くなりましたが、この本で提案しているのは、添い寝やおっぱいで寝かさないという事です。これには驚きました。理由を読むとある程度納得しました。抱っこやおっぱいでしか眠った事がない赤ちゃんは夜中に起きた時にそれが必要になるらしいのです。そうかどうかは赤ちゃんに聞けないので分かりませんが、外国では子供は小さい時から別室で寝る、そういうものだと思えばそれが当たり前になるのでしょう。

泣いてもすぐに抱っこしない、機嫌のいい時にたくさん抱っこして、声をかけるというのはとても納得しました。当時を振り返ると出来ていませんでした。泣かない間に家事をして、泣いたら抱っこしてやらなければいけない家事ができない事に後ろめたさを感じていました。泣いて抱かない事も耐え難いことだったので、泣いたら抱っこを優先していました。それでは、赤ちゃんは泣く時だけお母さんが来る、泣かないと来ない、泣く事は必要だ!になってしまいますね。

鍼灸師ならではの疳の虫の話、小児はりのすすめも書かれています。時々スプーンでの代用で子供をさわることを勧めている記事があり、この本でも書かれていますが、私はおすすめしません。手が一番いいと思います。好きな人の手は気が感じられるからです。手のひらから温かい物を赤ちゃんは感じます。

夫さんの協力の元、ゆとりのある育児ができたらいいですね。そのための知識として知っておき、取り入れる所は取り入れたらいいと思います。


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