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映画「レナードの朝」鑑賞

映画「レナードの朝」をネットフリックスで観た。
これは、大学の時、映画館で観て、印象に残っていた。
実話に基づく話で、脳炎を起こして眠り続けている患者に新薬を試し、奇跡的な回復をした医師(ロビン・ウィリアムズ)と患者(ロバート・デ・ニーロ)の話である。
一番は、ロバート・デ・ニーロの演技力が凄い。回復しての人間らしさ、気遣いなども描かれている。大学の時は感じなかったのが、患者レナード(ロバート・デ・ニーロ)の母の苦悩が、私には痛いほど共感できた。

新薬をだんだん増やしていくシーンは、疑問だし、怖くも感じたのだが、新薬を試してでも一縷の望みにかける医師と患者の家族の祈りがそこに描かれていた。薬の副作用も怖いと思っているが、もし、私が母の立場だったら、同じように新薬に同意したかもしれない。映画では、レナードの回復を、入院患者全員が薬で回復している。

あの話は、50年前の時代が舞台となっている。映画では、レナードは50歳くらいなのだろうか。20代で病気になり、30年経ったと話していた。50年経って医療は進歩したのだろうか。あのような新薬が、医療を発展させたのは事実であろう。一方で、犠牲も伴うのだ。


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