教えすぎるのもよくない
人は親切心でいっぱい教えてあげたくなるものです。
私が鍼灸師になった時も、牛乳をよいと信じている人に、リスクもあるよと教えたり、カロリーを気にして、シュガーゼロを選んでいるっていう患者さんには、それはよくないと伝えたりしていました。
最近は、聞かれたら言いますが、自分からあまり教えてはいません。
受け入れる時が来ないと雑音に聞こえ、頭には入ってこないからです。
以前、私が着付け教室で助手のような事をしていました。
その着付け教室は大手の教室で、カリキュラムがしっかりしていました。
初級コースでは、これは教えるけれど、それ以外は教えてはいけないと言われていました。
その時、私は不親切やなと思っていましたが、今になって、分かります。
段階を追って教えていく事の重要さを。
先生は、「基本が出来ないとだめだから」と言っておられました。
勉強も、あれもこれも言われても、よけい頭が混乱します。
だから、カリキュラムって大切なんですね。
先に教えてくれたらよかったのに、と思うかもしれませんが、それは、その時ではなかったのでしょう。
教える側も教えたくなるのを抑えて、ゆっくり見守りたいものです。
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