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恐怖や、不安を使って仕事はしたくない

時々、患者さんから、以前通っていた鍼灸院の話を聞きます。
以前通っていたところを今は行かずに、私の所に来ているという時点で、前に所に何かしら不満がある方なので、それは、考慮して聞きます。逆に私のところから、別の所にいって、「前の鍼灸院は、こうだった、ああだった」と私の鍼灸院の不満を言っている事もあるでしょう。

ある鍼灸院は、「あなたが変わらないと治らない」と言われて、もっともっとと要求されたそうです。たとえば、姿勢が悪いから、ストレッチや体操をしなさいと。そして、改善していないと、やっているか?聞かれ、「やっているつもりです。」と答えると、「つもりじゃだめ」と言われるそうです。

あー、なんかしんどい。人を変える事はできません。

ある人は、「このままだと将来歩けなくなる。週に2回来なさい」と言われて、真面目に週に2回通ったけれど、思うほど、改善しなかったらしい。

不安を使った商売は、よく使われる手だけど、私はしたくないなと思います。でも、結構即効性はあるみたいです。人は、恐怖で動くと思います。

私は、治ったら、何がしたいですか?と聞いたり、出来ていないところより、出来たところ、よくなったところに目を向けたいと思っています。その方が、楽しい。患者さんとも、対等の関係でいたいと願っています。

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