見出し画像

A7ⅢかA7Ⅳか。機能面ではなく、自分の心に問いかけた。1年間悩み続けたその結果。

ここ1年、ずっと悩んでいました。
A7Ⅲを手放し、A7Ⅳに乗り換える替えるのか否か。
新たにA7Ⅳを買い足すことも最初は選択肢にありましたが、
そうなると、機能面に優れたA7Ⅳばかりを使用するでしょう。
「それならA7Ⅲを手放して、新しいレンズを買ったら良いのでは?」
という新たな悩みが生まれることは確定しています。

メイン機はメイン機として1台。
これが私の中のルールなのです。

機能面で見れば、A7Ⅳの方が良いのは当然です。
(中にはA7Ⅲのスペックの方がバランスが良いという方もおられます。)
A7Ⅲの課題をA7Ⅳがクリアしている部分が多くあるので、
その部分だけを見れば、A7Ⅳ一択です。

では、なぜ私はこんなに迷っているのか。

それは、A7Ⅲへの愛着です。
A7Ⅲを買った日の事、もう何年も前になりますが、今でも鮮明に憶えています。
当時、A6500を使っていたのですが、新婚旅行へ行くタイミングでA7Ⅲを買い足しました。
初めてのフルサイズ機でしたし、何よりも高価な商品でしたので、当然購入するかどうか、迷っていました。
すると妻が
「大切な思い出を残すためのカメラなら、良いモノを買った方がいいんじゃない?
お金のことなら心配しなくて大丈夫だから、素敵な写真をいっぱい撮ってね。」
と言ってくれたのです。
新しいカメラを手に入れられる喜びよりも、自分の趣味や迷いを全て理解してくれた妻に対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。

新婚旅行で撮った一枚
楽しかった思い出が蘇ります

フルサイズのカメラを購入したということは、フルサイズレンズの沼への招待券をいただいたということです。
今も、沼のより深いところへ引きづり込まれそうな自分を必死に引き止めながら生活しています。

さて、話は戻りますが私が所有しているカメラは現在3台。
A7ⅢとA7C、rx100m7です。
用途としては、A7Ⅲはスチール撮影用、A7Cは動画撮影用とちょっとしたおでかけフォト用。日々常備している記録用として使っているrx100m7。

A7Ⅳを購入するのであれば、やはり入れ替えの対象になるのはA7Ⅲかなと思います。
ここまで悩んだ結果、A7Ⅲを手放すことを決め、下取り価格の調査やA7Ⅳをどの店で購入するかと言う具体的な検討に入りました。
A7Ⅲを売りに出すために、A7Cで商品写真を撮影しているときです。
走馬灯のように数年前の妻とのやりとりが思い出されました。

無理です。

A7Ⅲを手放すことができません。
もう愛着が形成されています。
もう、共に時間を刻んできた、家族みたいな存在です。

世の中、性能の良いものや機能が充実したものがどんどん現れますが、それに追いつこうとするあまり自分の大切なものをいつの間にか手放してしまっているのかもしれません。

危うく私も、大切な何かを手放すところでした。
a7Ⅲ、これからもずっと大切にします。
a7ⅢとA7Ⅳの対決は、このような形で決着がつきました。
物欲に振り回されすぎずに生きていこうと思います。

それにしても、A7CⅡ、気になるなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?