ニシカヒガシカ

右って言葉がなくても、右を表すことができる。

数を表す言葉がなくても、世の中そんなに困らないらしい。

虹は７色と答えるのが当たり前かもしれないけれど、

実は虹は６色に見える人もいるらしい。

何が正しいか、正しくないか。

そんなことを考えることが、もう正しくないのかもしれない。

虹の色がいくつあるのかどうかで、けんかする人がいるのかな？

もしかしたら昔の人たちはしていたのかもしれない。

いや、もしかしたら、今世界で起きている大小様々な争いごとは、

そういうことで起きているのかもしれない。

みんな、なぜこうも許し合えないのか。

みんな、なぜこうも「どっちも正しい」とならないのか。

みんな、なぜこうも不寛容なのか。

コロナ禍がなかったかのようなムードの中

コロナ前に戻ると思い込んでいる人がいる。

コロナ禍で良いと自覚したことも夢幻かのように、忘れようとする。

コロナ前に戻ることを強制しようと外圧を感じる。

今、大きな吹き戻しがきている。

でも、きっと、どちらもよくて、どちらも違う。

そのことだけでいいから、心に留めおこうと思う。